更新日: 2018.02.15 18:25
【フォルクスワーゲン グループ ジャパン】ジュネーブ国際モーターショー2010 Press Information
概要
2010年、フォルクスワーゲンはさらに新型車攻勢を加速
ワールドプレミア4台、欧州プレミア1台、ショーでの初公開2台をジュネーブで出品
● 新型シャラン*1は5.4*2リットル/100kmの燃費を実現し、同セグメントでの燃費効率の新基準を確立
● 新型トゥアレグは、ハイブリッドシステムとハイテク装備を搭載
● 新型ポロGTIは、180PSのパワー、229km/hの最高速度と5.9*2リットル/100kmの燃費を実現
● 新型クロスポロは、同クラスの競合車に対するフォルクスワーゲンの自信作
● 新型クロスゴルフは、MPVとSUVとの間のギャップを埋める
● 新型アマロックは、7.5リットル/100kmの低燃費でピックアップトラックセグメントに革命を起こす
● 新型T5も、4輪駆動の4MOTION仕様でデビュー
*1:新型シャランの詳細につきましては、別冊のプレス資料をご覧ください。
*2:2010年2月時点の予測値
2010年3月、ウォルフスブルグ/ジュネーブ発
フォルクスワーゲンにとっての活動的な一年が、再び本格化しようとしています。ニュー コンパクト クーペ(NCC)をデトロイト(1月)で、新型トゥアレグをミュンヘン(2月)で発表したばかりのフォルクスワーゲンは、ジュネーブモーターショー(3月4日から14日まで一般公開)において、さらに4台のニューモデルを世界に向けて発表いたします。それは、今年さらに続く、あらゆるセグメントに及ぶフォルクスワーゲンの新型車攻勢の始まりといってもいいでしょう。スイスで行われるこのイベントで世界初公開されるクルマの一例として、フルモデルチェンジした新型シャランが挙げられます。新型シャランは、きわめて経済的かつクリーンで、多目的に使える高品質でハイテクなミニバンで、便利なリヤのスライディングドア、極めて実用的な「イージーフォールド」シートアレンジ機構、アクティブ/パッシブ両面での充実した安全装備とクラスの常識を超えた機能を持っています。環境対応の面では、140PSのTDIエンジンを搭載したシャランは、100km走行あたりの燃料消費がわずか5.4*2リットルと、このセグメントで世界一の燃料効率を達成しています。
シャランに続く、ジェネーブショーの2台目のハイライトは、いうまでもなく新型トゥアレグです。従来型と比べて最大25%も燃費を改善し、最新のドライバーアシストおよび安全機構を備えたこのモデルは、多目的に使えるSUVという魅力的なアイデアを、現代的な手法で再定義したクルマといえます。新型トゥアレグは、ハイブリッド システム(V6 TSI と電気モーターの組み合わせで279kW/380PSの合計出力を発生)を搭載した最初のフォルクスワーゲン車であり、トゥアレグ ハイブリッドは8.2リットル/100kmという低燃費を実現しています。さらにディーゼルエンジンを積んだ新型トゥアレグV6 TDI(176kW/240PS)は、本格的なラフロードモデルとしてはセグメント最高値となる7.4リットル/100kmの燃費を達成しています。
新型シャラン、トゥアレグと並行して、フォルクスワーゲンはジュネーブショーで、新型ポロGTI、新型クロスポロ、クロスゴルフの発表も行います。これらの3モデルは、その独自のキャラクターで、クルマの世界をよりカラフルにするとともに、各セグメントに新風を吹き込んでいくでしょう。7速DSGを標準搭載し、5.9リットル/100kmという低燃費を実現したポロGTIは、エンジンの妥協のないダウンサイジングを敢行することにより、132kW/180PSのパワーをいかに効率的に活用できるのかを示しています。
その一方で、新型クロスポロは、オールラウンドな能力をもったクレバーでタフなバリエーションモデルとして、コンパクトクラスをさらに豊かにしてくれるでしょう。既存のモデルとは、装備のみならず、カラーや全体的なコンセプトも異なります。5ドアのポロに、ラフローダー的な外観と高い地上高を与えられたこのモデルは、日常のドライブに自由の息吹をもたらすのはSUVだけではない、という事実を証明しています。
同じことはクロスゴルフについてもいえます。5大陸すべてで大成功を収めているゴルフの6つめのボディバリエーションであるこのクルマは、クロスポロのコンセプトをひとつ上のクラスに再現したものです。
衝撃的なピックアップ、これこそがフォルクスワーゲン商用車部門が開発したアマロックの欧州向け仕様です。2月には、アメリカ仕様のアマロックがアルゼンチンにおいて国際プレスに向けに発表されています。その場所とタイミングの設定は偶然ではありません。南米と北米は昔からピックアップトラックの人気が高い地域でした。そこではアマロックのようなクルマが、日常的に仕事で使われ、時には過酷な仕事にも携わり、またレジャーにも活躍しています。これまでは、この手の大型ピックアップはパワーには満ち溢れていましたが、燃費効率のいいエンジンを搭載したモデルは皆無でした。アロマックはそうした常識を根本から変えてしまうクルマです。アロマックの最も燃費の良い仕様は、100km走行あたり7.5リットルしか燃料を消費しません。それゆえ、このエレガントなスタイリングを纏ったパワフルなピックアップは、欧州仕様にすることで、ノースケープからジブラルタルまでの全欧州でも十分な可能性を持つと、フォルクスワーゲンは予想しているのです。
同じくフォルクスワーゲン商用車部門が製造するT5シリーズにも、昨年暮れに大規模な改良が施され、一連の新エンジンが搭載されるようになりました。T5 2.0と呼ばれるモデルがそれです。これまで、トランスポーター、カラベル、マルチバン、カリフォルニアといった名前で親しまれてきたこのベストセラーモデルは、すべて前輪駆動でした。しかし今後、140PSと180PSのTDI エンジンを積んだモデルには、4MOTION(4輪駆動システム)が設定されることになります。また、180PSのモデルについては、初のオートマチックとして、TDIの強力なトルクに対応した7速DSGが新たに設定されることになりました。
アマロック、トゥアレグ、シャラン、ポロGTI、またクロスポロやクロスゴルフ、T5の4MOTION仕様も、すべて2018年までに世界一の自動車メーカーになるというフォルクスワーゲン グループのマスタープランの一部なのです。正しいクルマを正しいタイミングで導入していけば、そのゴールはどんどん近いものになるでしょう。その点では、2019年のジュネーブモーターショーが、グループにとってのひとつの目標時期にもなっています。