更新日: 2018.02.15 17:29
【三菱自動車】カナダの電力会社Hydro-Quebec社と電気自動車の走行試験に関する覚書を締結
三菱自動車、カナダの電力会社Hydro-Quebec社と電気自動車の走行試験に関する覚書を締結
三菱自動車は、同社のカナダにおける事業統括会社MMSCAN(Mitsubishi Motors Sales of Canada Inc.:ミツビシ・モータース・セールス・オブ・カナダ・インク)が、カナダ南東部のケベック州モントリオール近郊にあるブーシャービル市で、同地域の電力会社Hydro-Quebec(ハイドロ ケベック)社と、新世代電気自動車『i-MiEV(アイ ミーブ)』の走行試験を実施する内容の覚書(MOU)を交換したと発表した。 今回の覚書では、本年度より2012年夏までに最大で50台の『i-MiEV』を導入し、主にカナダの秋・冬の都市部における実用性を確認する走行試験を行うこととしている。
Hydro-Quebec社の社長兼CEOのThierry Vandal(ティエリー・バンダル)氏は「今回の走行試験を通じて、電気自動車の充電特性や、ドライバーから見た実用性、走行性能などの評価を行います。Hydro-Quebec社は、昨年発表した環境戦略で示したとおり、電気自動車を積極的に普及させることにより温室効果ガスの削減につとめます」と述べたほか、Jean Martel(ジャン・マーテル)ブーシャービル市長は「これはブーシャービル市にとって、とても刺激的なプロジェクトです。Hydro-Quebec社と三菱自動車にとって有益なデータが収集できるよう、地元企業と共に、このプロジェクトを支援していきたい」と語った。
また、MMSCAN社長兼CEOの曽我浩治は「三菱自動車は電気自動車のリーディングカンパニーであり、今回、クリーン電力を供給するHydro-Quebec社に導入する『i-MiEV』はその頂点技術です。環境に優しいクルマを開発したことで、将来の持続可能な社会の実現に向け大きく貢献していけるものと思っています。また、ブーシャービル市やHydro-Quebec社も、このプロジェクトに参画することで、カナダにおける環境社会実現に向けて大きな責任を果たしていくことになると思います」と述べた。