更新日: 2018.02.15 17:07
【三菱自動車】三菱自動車 第65回企業倫理委員会について
三菱自動車 第65回企業倫理委員会について
企業倫理委員会は、本日、第65回委員会を三菱自動車(田町本社)にて開催いたしました。
第65回委員会では、(1)内部通報制度の概要、及び課題について 〜MMCほっとラインの現状〜、(2)本年発生したコンプライアンス案件とその対応について、それぞれ会社側、及び、(2)についてはMMCほっとラインを担当されている東京富士法律事務所の弁護士の方からも説明があり、次のような意見を会社側に伝えました。
また、冒頭に予てより当委員会が討議しているパワー・ハラスメント防止の手引きの作成、並びに、社内展開の日程(案)について会社側から説明がありました。
○ 内部通報制度の概要、及び課題について 〜MMCほっとラインの現状〜
・通報者との対応に弁護士さんも相当に苦労されている実態が良くわかった。相談に基づく会社の対応(例えば、相談者へのフィードバックの際)については、わかりやすい表現を用いると良いと思う。
・内部通報制度は、問題が大きくなる前に問題・不祥事を発見し未然に防ぐことができるが、それだけでなく、そのような制度があること、即ち、ヘルプラインの存在そのものが不祥事発生の抑止力にもなる。継続して進めてもらいたい。
○本年発生したコンプライアンス案件とその対応について
・相次いだ不祥事をきっかけに、作業長会が不祥事防止に向け自主的に始めた取り組み等を始め、水島製作所の取り組み方には工夫と努力が認められる。諦めずに継続することにより、徐々に効果が現れると思う。
・当委員会が以前に水島製作所を視察した際に、地域との交流の機会が多く、地域に根付いた企業との印象を持った。企業倫理の浸透に向け担当者が非常に真摯に取り組んでいることは評価できる。しかし、他地区に比べ水島地区の発生件数等は際立って多い。決して楽観できることではない。努力と結果が比例していないことについて、もっと慎重な分析をする必要があると思う。採用の基準等、人事労政上の問題もないのか等を含めて検討する必要があるのではないか。
・上司は部下が多重債務等で悩んでいないか常に目配りをすることも当然の役割である。社員が気軽に相談できる場所を作ることを検討してはどうか。
企業倫理委員会 委員長
松田 昇