更新日: 2018.02.17 09:18
トヨタ、SF第3戦富士予選はカルダレッリがPP獲得
スーパーフォーミュラ 2015年 第3戦 富士 予選
アンドレア・カルダレッリが2年連続の富士PP
中山雄一が自己最高の4番手グリッド
7月18日(土)富士スピードウェイでスーパーフォーミュラ第3戦の予選がウェットコンディションの下で行われ、アンドレア・カルダレッリ(LENOVO TEAM IMPUL)が昨年の富士大会に続く、2年連続のポールポジションを獲得した。チームメイトのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL)が2番手で続き、インパルが最前列グリッドを独占。スーパーフォーミュラ2年目の中山雄一(KCMG)が2列目4番手につけ、自身最高位グリッドを獲得した。
18日(土)は懸念されていた台風こそ過ぎたものの、まだその影響が残りウェットコンディション。午前中のフリー走行時は雨は止み、ウェットから乾きつつある中で行われたが、その後も降ったりやんだりを繰り返し、風も強いコンディション。
午後2時45分の予選開始時には、雨は止んでいたがコースはウェット。そして、Q1(20分)のセッションが開始される頃に再び雨がぱらつき始めたため、全車セッションスタートと同時にコースインし、序盤から積極的にアタックを開始した。
Q1のセッション後半に入ると雨量が増してきたため、タイムアップは困難に。トヨタ勢は前半から着実にタイムを刻んでいき、11台全車がトップ14に入ってQ2進出を果たした。
Q2(7分)も序盤から水煙を上げながら各車アタックしていったが、セッションが進むにつれ路面が回復していき、タイムも向上。終盤、チェッカー目前の最後のアタックでめまぐるしく順位が入れ替わっていった。しかし、チェッカーと前後したこのタイミングで再び雨が強くなり始め、コンディションが変化。タイヤ選択やセッティングをあわせきれなかった車両が僅差でQ3進出条件であるトップ8に届かず。
1戦間を空けての負傷から復帰となった中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が7番手、小林可夢偉(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)が8番手と苦しみながらもQ3進出を果たす一方で、前戦ポール・トゥ・ウィンで初優勝を飾った石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)が10番手、開幕戦勝利のアンドレ・ロッテラー(PETRONASTEAM TOM'S)が12番手と、開幕からの2戦の勝者が揃ってQ2敗退となってしまった。
また、午前中のフリー走行から好調だったウィリアム・ブラー(KONDO RACING)とジェームス・ロシター(KONDO RACING)も9番手、11番手と僅差ながらQ3に進めず。フリー2番手の国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)も13番手となってしまった。 大波乱の展開となったQ2だが、中山が6番手と好タイムをマークし、自身初となるQ3進出を果たした。