スーパーGTニュース

投稿日: 2014.05.05 00:00
更新日: 2018.02.16 23:34

ニッサン柿元総監督「速さが本物だと証明できた」


カルソニックIMPUL GT-Rがポールトゥウィン
SUPER GT第2戦 レースレポート
5月4日(日) 富士スピードウェイ(静岡県)

 ゴールデンウィーク後半の5月4日(日)に富士スピードウェイでSUPER GT第2戦富士500kmレースが行われ、ポールポジションから110周の決勝レースをスタートした#12カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が安定した速さを見せて優勝。ポールトゥウィンを果たしました。

 晴天に恵まれたこともあり、この決勝レース日には57,000名を超すレースファンが富士スピードウェイを訪れました。前日の予選日は、GT500クラスのトップタイムが#12 GT-Rで、フロントロウには#46 S Road MOLA GT-R(本山哲/柳田真孝)、3位には#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が続き、さらに6位に#24 D’station ADVAN GT-R(ミハエル・クルム/佐々木大樹)が入るなどGT-R勢の速さが光り、決勝のグリッド前方をGT-Rが占めました。

 アクシデントからレースに戻った松田の#23 GT-Rは後方からハイペースで先行車を追い続け、34周目には10位にまで挽回。その後、交代したクインタレッリもポジションアップに挑み、45周目には8位となり、63周目にも先行車を捕らえて7位へあげると、そのままポイント圏内でレースをフィニッシュしました。

 レースがスタートすると、4周目にGT300車両が第一コーナーで激しくクラッシュし、序盤から7周にもわたるセーフティカー(SC)ランとなりました。さらに20周目には、2位を走行していた#46 GT-Rから出火。ドライバーの本山が第2コーナー脇にマシンを止め、かけつけたオフィシャルによって消火されましたが、#46 GT-Rはこの時点でリタイアとなりました。この作業の間再びSCランとなり、レースリーダーのオリベイラ駆る#12 GT-Rは広げつつあった2位以降との差をその度に縮められてしまいました。

 しかし、オリベイラは、再スタート後も危なげない走りで首位を守り続けます。42周目までそのままレースをリードし続けた彼は、ピットインし安田に交代します。その際、タイヤ交換に手間取りタイムロス。安田は4位でレースに戻りましたが、その後再びトップに返り咲きました。最後の30周を担当したオリベイラは、一度も後方を脅かされることもなく、最終的には24秒ものリードを築き、トップフィニッシュを果たしました。