クルマニュース

投稿日: 2014.11.17 00:00
更新日: 2018.02.17 04:19

ホンダ、新燃料電池車『FCV CONCEPT』を初披露


新型燃料電池自動車 「Honda FCV CONCEPT」を世界初披露
~外部給電器、スマート水素ステーションとの三位一体でCO2ゼロ社会を目指す~

 Hondaは、新型の燃料電池自動車(以下、FCV)のコンセプトカー「Honda FCV CONCEPT」と、FCVから最大出力9kW※1のAC出力を可能にする外部給電器のコンセプトモデル「Honda Power Exporter CONCEPT」を世界初披露しました。このコンセプトカーをベースにした新型FCVを、2015年度中に日本での発売を目指します。その後、米国や欧州へ展開していく予定です。Hondaは、このFCVと外部給電器に加え、Hondaの独自技術である高圧水電解システムを採用したパッケージ型「スマート水素ステーション」の普及促進を図り、来たる水素社会に向けて「つくる」「つかう」「つながる」という3つのコンセプトで、CO2ゼロ社会の早期実現を目指します。

 Hondaは、多様なエネルギー源から製造可能で、輸送や貯蔵もできる水素を、次世代の有望なエネルギーキャリアととらえています。その水素と空気中の酸素を化学反応させ、発生した電気によりモーターを動かして走るFCVを究極の環境車と位置づけ、1980年代後半から積極的に研究開発を行ってきました。

 2002年にHondaが開発した「FCX」は、米国環境保護庁およびカリフォルニア州大気資源局※2認定をFCVとして世界で初めて※3取得し、日本と米国でリース販売を開始しました。2003年には、世界で初めて※3氷点下での始動を可能にした燃料電池スタック「Honda FC STACK」を開発し、2005年には世界で初めて※3FCVを米国の個人ユーザーに対してリース販売しました。

 2008年には他社に先駆けて、革新的なセダンタイプのパッケージや異次元のドライブフィールを備えた「FCXクラリティ」のリース販売を開始しています。
 このように、Hondaはこれまで日本と米国でFCVのリース販売を行い、リアルワールドでの一般ユーザーの使い勝手や走行データを蓄積しており、FCV開発のリーディングカンパニーであると自負しています。