更新日: 2018.02.17 02:27
石浦「チームがすごくいい判断をしてくれた」
2014 SUPER FORMULA
P.MU/CERUMO・INGING Race Report
第4戦 ツインリンクもてぎ
2014年8月24日 <決勝>
天候:晴れのち曇り、一時にわか雨 | コース状況:ドライ→ウェット
#38 石浦 宏明 2位 / #39 国本 雄資 13位
富士スピードウェイからツインリンクもてぎに舞台を移して戦われたSUPER FORMULAのシリーズ第4戦。猛暑のバトルが予想されていたが、最後は前回に引き続いてにわか雨に見舞われた。そしてセーフティカー(SC)が導入され、最終的にはSCに先導されたままでチェッカーフラッグが振られることになった。P.MU/CERUMO・INGINGの2台をドライブする石浦宏明と国本雄資、2人のドライバーは明暗がくっきり。4番手グリッドからスタートで2位にジャンプアップした石浦は、その後も上位のポジションをキープしたまま2位でチェッカー。開幕戦以来の表彰台をゲットした。一方、後方グリッドからレースに臨んだ国本は、スタートでポジションを落とすと、その後も前を行くマシンにペースアップを遮られてしまう。ピットインを早めに変更したものの、これも奏功せず。さらに終盤のヘビーウェットでは彼自身の些細なミスもあってさらにポジションダウン。結局13位でチェッカーを受けることになった。
決勝レースが行われる日曜日は晴天で明けた。朝一番で行われたサポートレース、2輪ロードレースの決勝に続いて午前9時50分から30分間のフリー走行が行われ、その後スタート練習も実施されている。このフリー走行は、燃料の搭載量など、各チームがそれぞれのメニューで進めているから、タイムだけから判断することはできないが、1分35秒664で8番手につけた石浦は、予想以上のグリップに悩み始め、35秒804で12番手に留まった国本の方は、リアのグリップが不足していることを感じており、ともに決勝までにセッティングを考え直すことになった。
決勝レースは午後3時にフォーメーションラップが開始された。この時点では曇り/ドライのコンディションだったが、北西の空に黒雲が拡がってきているのが気がかり。ちなみに、この時点での気温と路面温度は33℃/45℃だった。スタートでも2人のドライバーは明暗を分けた。スタートが得意な石浦はスタートダッシュで一気に2番手までジャンプアップ。ポールから飛び出したデ・オリベイラ選手に続いて1コーナーにアプローチしていった。一方、9番手からスタートした国本は、後方から好ダッシュを見せたリウッツィ選手にかわされ10番手で2コーナーを立ち上がっていく。オーバーランで遅れたマシンもあり、結果的にはグリッドと同じ9番手でオープニングラップを終えた国本だが、リウッツィ選手の後方で、なかなかペースを上げないまま周回を重ねることになった。