スーパーGTニュース

投稿日: 2015.09.21 00:00
更新日: 2018.02.17 10:31

立川「全体として噛み合わないレースだった」


2015 SUPER GT Race Report ZENT CERUMO RC F #38 立川祐路/石浦宏明
第6戦 スポーツランド SUGO SUGO GT 300km RACE

◆9月20日(日) Race
決勝総合結果10位

決勝 天候:晴れ |コース状況:ドライ
 連続表彰台という良い流れを味方に、みちのく菅生での第6戦に臨んだ LEXUS TEAM ZENT CERUMO だったが、鈴鹿大会から科せられた燃料リストリクターに加え、ウェイトハンデが増えたことにより、13番手と想像以上に苦しいポジションで土曜の公式予選を終えることとなった。しかしながら、予選では#38 ZENT CERUMO RC F のセットアップも良い方向に行っており、決勝での追い上げを誓ってチームはサーキットを後にした。

 迎えた決勝日の朝は、やや雲が多かったものの雨の気配はなく、まずまずのドライコンディション。決勝へのさらなる準備を整えるべく、#38 ZENT CERUMO RC F は午前 9 時からのフリー走行に臨んだ。走行開始と同時にピットを離れた#38 ZENT CERUMO SC430。立川のドライブでコースインした#38 ZENT CERUMO RC F は、まずはアウト&インでピットへ。ところがその直後、午前9時04分にコース上に落下物があたためにセッションは早々に赤旗中断となってしまう。立川は、午前9時09分の再開後、再びピットを離れると徐々にペースを上げつつ連続周回。4周目に1分16秒514を刻むと、さらに翌周 1分13秒919にタイムアップし、その段階での4番手に浮上する。

 10周を刻んだ立川は、午前9時22分にピットイン。ここで石浦にドライバー交代し、#38 ZENT CERUMO RC Fは再び残り6分となったコース上へと戻って行く。石浦は最初の計測ラップを1分17秒170とすると、混み合うコース上でGT300をかき分けつつ午前9時30分のチェッカーまで周回し、1分15秒846 までタイムを上げてピットインし、結局このセッションで#38 ZENT CERUMO RC F は 5番手とまずまずのポジションにつける。

 LEXUS TEAM ZENT CERUMO は決勝に向け、このフリー走行で充分な手応えを得ることとなった。ピットウォークなどを経た午後零時50分、上空に青空が広がる中で決勝前の8分間のウォームアップがスター
ト。#38 ZENT CERUMO RC F は、スタートドライバーを務める立川が乗り込んで最終確認を行ったが、ここでは1分15秒040を刻んで9番手に。そしていよいよ LEXUS TEAM ZENT CERUMO は81周の決勝レースに臨んだ。11番グリッドの#36 PETRONAS TOM’S RC F がトラブルのためにピットスタートとなる波乱が起こる中、午後2時ちょうどに宮城県警の白バイ、パトカーに先導されてパレードラップがスタート。1 周の後、さらにセーフティーカーが先導するローリングラップが始まる。13 番グリッドと後方からの追い上げを期して、コクピットの立川もタイヤを温めつつ隊列の中でスタートの時を待つ。そして午後2時05分、いよいよ正式な決勝レースがスタートした。

 #36 PETRONAS TOM’S RC Fがピットスタートとなり、実質的に 12 番手でスタートすることとなった#38 ZENT CERUMO RC F。気温 26℃、路面温度 38℃となる中、まずはポジションキープで#1 MOTUL AUTECH GT-Rの背後でオープニングラップを終えた立川は、早々に1分15秒029、1分15秒066と15秒フラットの好タイムを刻みつつ、コンマ数秒差で#1 MOTUL AUTECH GT-Rを追走していく。