更新日: 2018.02.16 22:55
Studie BMW Z4、デビュー戦で2位。「次は頂点に」
BMW Sports Trophy Team Studie
[レポート]
2014オートバックス SUPER GT 第1戦 OKAYAMA GT 300km RACE
デビューレースを2位獲得!
BMW Z4ワンツーフィニッシュ
2014年4月5日予選 (天候:くもり/コースコンディション:ドライ)
2014年4月6日決勝 (天候:晴一時雨・雹/コースコンディション:ドライ一時ウエット)
場所:岡山国際サーキット(岡山県美作市/全長3.703km)
岡山国際サーキットにおいて
GT300のコースレコードを塗り替える
4月5日(土)~6日(日)、2014オートバックス SUPER GT第1戦「OKAYAMA GT 300KM RACE」が開催され、2014年シリーズの幕開けとなった。
5日午前、公式練習。開幕直前のシェイクダウンとなったメーカー合同テストでの好調を維持したいチームは、No.7 Studie BMW Z4を慎重にピットロードへと送り出す。ステアリングを握るのは荒聖治。タイヤの感触を確かめるなど着々とメニューをこなして合計44周を走りきる。場内アナウンスにサーキットの歓声がどよめいたのは、その7周目のこと。計測されたラップタイムは1分27秒851。岡山国際サーキットにおけるGT300のコースレコードを塗り替えた瞬間だった。いきなり、No.7 Studie BMW Z4のポテンシャルの高さを証明したのである。
午後の予選Q1。気温は氷点下。雨の予報に対してコースコンディションはドライをキープしているものの、路面温度は依然として低い。Q2に進むトップ10を決めるQ1を荒 聖治が担当する。今やGT300は激戦区であり、実力も伯仲。確実にQ2へと駒を進めるため、コースレコードを樹立した荒聖治にバトンを託す。各マシンが早々にラップタイムを刻み始める中、荒 聖治は3周たっぷり使って、丁寧にタイヤを温める。クリアラップを確保できると読んだ次の瞬間にGO! 1周だけのアタックで記録したタイムは、驚愕の1分26秒750。なんと午前に記録したコースレコードを自ら更新してみせたのだ。
手堅くQ2に進んだBMW Sports Trophy Team Studieは、いよいよヨルグ・ミューラーを投入。WTCCでBMWファンを歓喜させた“ミスターBMW"が、ここ岡山国際サーキットに帰ってきたのである。気温がグッと冷え込み(実際、Q2終了後には激しく雹が降り出す場面も…)、厚い防寒具で防備したオーディエンスが見守る中、ヨルグ・ミューラーも淡々と27秒台をマークする。そのベストラップは1分27秒126。Q1の自陣タイムには及ばなかったものの、手堅く4番グリッドを確保した。
予選ポールポジションは新田守男/嵯峨宏紀両選手のNo.31 Panasonic PRIUS。盟友、谷口信輝/片岡龍也両選手のNo.4 グッドスマイル 初音ミク Z4はセカンドグリッドの好位置に付けた。3番グリッドは高木真一/小林崇志両選手のNo.55 ARTA CR-Z GT。後ろの5番グリッドには昨年の覇者、No.0のMUGEN CR-Z GTが続く。ここぞという場面での瞬発力を武器にするハイブリッド勢は手強いことを再認識させられる。