更新日: 2018.02.16 23:08
ZFの9速ATが2014年PACEアワードを受賞
ZFの9速オートマチック・トランスミッションが、2014年PACEアワードを受賞
・業界専門家がZFのトランスミッションを、製品部門の「優秀イノベーション」として評価
・エンジン横置き型の車両向けに開発された、世界初の乗用車用9速オートマチック・トランスミッション(商品名:「9HP」)
・ジープ・チェロキーとレンジローバー・イヴォークが既に採用。2015年モデルのクライスラー200にも搭載予定
米国ミシガン州デトロイト発::ゼット・エフ・フリードリヒスハーフェン社の9速オートマチック・トランスミッション「9HP」は、デトロイトで開催された2014年オートモーティブニュースPACE(Premier Automotive Suppliers' Contribution to Excellence:ペース)アワード受賞式にて、製品部門のPACEアワードを受賞しました。コンパクトな設計と、燃費向上を実現する9HPは、業界初の9速オートマチック・トランスミッションです。PACEアワードは、自動車部品メーカーの卓越したイノベーションや技術的進歩、業績を称える賞です。
9HPは、2011年の北米国際自動車ショー(デトロイト・モーターショー)でのお披露目以来、業界とメディアの注目を集めてきました。2013年、クライスラーおよびジャガー・ランドローバーが9HPの初の顧客となったのを機に、オートモーティブニュース誌のPACEアワードにノミネートされました。
「当社の9速オートマチック・トランスミッションが業界におけるトップイノベーションの1つとして評価されたことは非常に光栄です」とZFのシュテファン・ゾンマー最高経営責任者(CEO)は語ります。「走行性能と効率、信頼性を高める技術の開発に尽力した開発チーム全員を称えたいです。9HPは画期的な製品で、既に自動車業界を変えつつあると思います」。
審査過程の一環としてZFは、米国サウスカロライナ州グレイコートにある北米における唯一の9HP生産拠点であるZFトランスミッション・グレーコート(ZFTG)の視察会を開きました。ここは4億3,000万ドルを投じて建設された最新鋭の生産施設で、米国内ではZF初の乗用車用オートマチック・トランスミッション生産工場として昨年、操業を開始しました。ZFTGでは年間120万台のトランスミッション生産を見込んでおり、このうち9HPが80万台、エンジン縦置き乗用車用8速オートマチック・トランスミッション(商品名:「8HP」)が40万台です。