更新日: 2021.04.25 13:00
トヨタがワン・ツー体制で最終日へ。ラトバラ「明日も良い状態を維持するだけ」/WRC第3戦
「今日の結果にはとても満足している。セブ(セバスチャン・オジエ)もエルフィン(・エバンス)も本当に頑張ってくれたし、今朝はすぐにワン・ツー体制を築くことができました」と語るのはチームを率いるヤリ-マティ・ラトバラ代表。
「それに加え、(勝田)貴元も素晴らしいステージタイムを記録した。彼の成長を見ることができて本当にうれしかった。そして、選手だけでなく、チームのみんなや、正しいタイヤ選択のために必要な情報を伝えてくれたルートノートクルー(グラベルクルー)にも感謝している」
「クルマの調子は良く、ドライバーもおおむねセットアップに満足していたので、運転だけに集中できる環境が整ったと思う。あとは、この良い状態を明日も維持するだけだ」
「明日はかなり大変な1日になるだろうし、最後のパワーステージは今大会もっとも難しいステージになるかもしれないため、最後までビッグチャレンジが続くと思うよ」
総合首位で最終日を迎えるオジエは「上位3台が10秒以内にいるので、明日もエキサイティングな戦いになる」と予測。
追う立場のエバンスは「ようやく満足できるセッティングを見つけることができたので明日が楽しみだ」と語り、「明日の最終日は、非常に難しいステージを2回走る。距離も長いし、勝負は最後まで続くだろう」と続けた。
そんなラリー最終日は、サービスパークの北側で日中のサービスを挟むことなく2本のステージを各2回走行するスケジュールが組まれている。全長25.20kmのSS17と再走ステージのSS19は今大会最長のロングステージ。最終SS20はトップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスポイントが与えられる“パワーステージ”だ。