更新日: 2021.10.14 17:36
2021年初年度シーズン最終戦はイギリスで。12月にジュラシックX Prixを開催/エクストリームE
そのアガグ率いるエクストリームEと手を組む決断をしたOBE(大英帝国勲章)を持つサイモン・ハッチングス少佐は「彼らと一緒に働く機会は非常にエキサイティングだ。エクストリームEは車両の電動化と持続可能なエネルギー生産の世界的リーダーでもあるんだからね」と、その意義を語っている。
「英国陸軍はすべての環境で作戦を遂行し、必要に応じてそのスキルを適応させ、開発する能力に誇りを持っている。これにより、陸軍が世界的にテクノロジーの優位性を獲得し続けることを可能にする。革新的なアイデアを共有できるようになると同時に、気候と持続可能性の目標にも貢献できるようになる」
そのエクストリームEは、国連のRace to Zeroキャンペーンと、CountUs Inのパートナーでもあり、ファンにも二酸化炭素排出量を削減するための措置を講じるよう求めてきた。英国政府でCOP26の“気候行動ハイレベルチャンピオン”の役職を務めるナイジェル・トッピングも「エクストリームEはクリーンなモビリティへの移行を加速し、我々が採用できる、そして採用しなければならない気候ソリューションの認識を高めるための素晴らしいプラットフォームを提供してくれる」と、この最終戦に大きな期待を掛けている。
「このジュラシックX PrixもCOP26に準拠しており、英国が決定的な勢いを維持するためのさらなる機会がもたらされる。これは地球の気温上昇を1.5℃に制限するという目標を達成するためにすべて不可欠なものだ」と続けるトッピング。
「ゼロエミッション車への移行は、その目標を達成するのに大いに役立ち、クルマの性能だけでなく関連するテクノロジーも明示してくれる。スポーツの強力なプラットフォームを使用してファン層を引き付け、今後も二酸化炭素排出量を削減するための措置を講じていきたい」
そのイベントにエントラントとして挑む元F1王者ジェンソン・バトンも、自らが率いるJBXE代表として「エクストリームEのシーズンフィナーレがイギリスで開催されることは素晴らしいニュース」と意気込む。
「僕は幸運にも、キャリアを通じて何度もホームのイギリスでレースをすることができた。それらの思い出は、僕にとっていつも信じられないほど特別なものになるんだ」と続ける2018年のスーパーGTチャンピオンでもあるバトン。
「ボビントンでオフロードのコースに挑むことはまったく異なる経験になるだろうけど、シーズンの力強いフィニッシュを目指してケビン(・ハンセン)とミカエラ(-アーリン・コチュリンスキー)、そしてJBXEチーム全体のサポートをするのは、自分で戦うのと同じぐらい特別なことだ」
「連続表彰台を獲得した後、その勢いをサルディニアに持ち込み、最終レースに向けて素晴らしいフィニッシュを目指し、準備を整えることができたら最高だね」
その第4戦『アイランドX Prix』の開催地、イタリア・サルディニア島での1戦は10月23~24日の週末が予定されている。
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