トヨタ、公式テストで3000km以上を走破。9社が集うハイパーカー戦国時代の開幕に向け準備を進める
●小林可夢偉 チーム代表兼7号車ドライバー
「この2日間はなかなか思いどおりにいかず、少し苦戦しました。いろいろなことを試しましたが、もっといいパフォーマンスを引き出すために適切な解決策を探る必要があると思っています。最高のスタートではありませんし、個人的にこの時点ではレースウイークへ向けてあまり楽観的な気分ではありません。しかし、なんとかこの状況を打破し、木曜日には強さが見せられるよう努力を続けたいと思います」
●マイク・コンウェイ 7号車トヨタGR010ハイブリッド
「シーズンのスタートはいつでもわくわくするもので、カタールで開幕が迎えられるのは素晴らしいことだ。僕たちはこのプロローグテストで、レースへ向けてクルマに必要なものを見出し、我々自身の準備もしてきた。これから待ち受ける戦いは容易ではないだろうが、今回僕らは多くの周回をこなし、データを収集したので、改善へ向けて努力を続けていく。プロローグテストは終わり、これからレースウイークに突入する。あとは土曜日の決勝まで一日一日しっかり対応していくだけだ」
●ニック・デ・フリース 7号車トヨタGR010ハイブリッド
「ついに2024年シーズンが公式にスタートした。この瞬間をずっと待ち続けており、ここに来るのがとても楽しみだったし、ハイパーカーのライバルたちと一緒にコースで走れて嬉しいよ。僕たちは充実した2日間を過ごし、多くの周回をこなすことができた。あとは木曜日を良い状況で迎えられるよう、チーム一丸となって作業を続けていかなければならない」
●セバスチャン・ブエミ 8号車トヨタGR010ハイブリッド
「GR010ハイブリッドのコクピットに戻り、プロローグを走るのは楽しかったが、簡単な2日間ではなかった。トラブルなく多くの周回をこなすことができたので信頼性という点では悪くない結果だが、走行ペースでは若干苦戦した。最初の公式練習セッションまで一日しかないけれど、すべてのデータを解析し改善点を見出すべくハードワークを続けていくよ」
●ブレンドン・ハートレー 8号車トヨタGR010ハイブリッド
「これまでのライバルと、新たに加わった車両とで、こんなに多くのハイパーカーが一緒にコースを走るのを見られるのは素晴らしいことだ。壮観ではありますが、それは我々にとってさらに大きなチャレンジになるということを意味している。今回のテストで、僕たちのクルマにトラブルはなかったが、ペースの面ではまだ予想していたレベルには達しておらず、やるべきことは残っている。エンジニアだけでなく、ドライバーにとってもこれから忙しい24時間になるだろう」
●平川亮 8号車トヨタGR010ハイブリッド
「このコースはみんな初めてなので、僕たちは決勝レースへ向け、ラップタイムや車両バランスを見出すべくさまざまなセットアップを試しました。すべてのコーナー、すべてのラップで新しい発見があるので、新しいサーキットでの走行はいつも楽しいです。多くのことを学びましたが、公式練習のスタートまで、得られたデータを解析するのにあまり時間はありません。我々が最速ではないということは明らかであり、さらなる改良のために懸命な努力が必要です」