更新日: 2017.04.17 23:40
中嶋一貴、ポルシェとの戦いは「不測の事態が度々起こり、予想以上に困難だった」
2017年シーズン開幕戦を制したことについて、佐藤俊男TGR代表は次のように語った。
「まずは、検査のために病院に行ったロペス選手が無事という一報を受け、ほっとしています」
「ライバルのポルシェは、さすがに手強い相手でした。チームは最後のチェッカーフラッグを受けるまで全力で戦いました」
「2台揃って表彰台に上がることは叶わなかったものの、レースで見せたチームの的確な判断力と闘争心、さらににダメージを負った8号車を短時間で修復したメカニックの頑張りを誇りに思います」
「週末を通してみせたハイダウンフォース仕様の戦闘力には満足していますが、次戦スパ・フランコルシャン6時間に向けてさらなる改良を行なっていきます」
最終盤にサーキットを沸かせたブエミは「エキセントリックだった」とポルシェとのバトルを振り返る。
「久々に優勝することができ、とても幸せだよ!」
「僕たちのマシンはつねに速く、ステアリングを握った最後のスティントは、新しいタイヤで、ライバルに対して優位な状況だったんだ」
「ポルシェを抜くチャンスはあの時しかないと思った。実際に上手くいって良かったよ」
また、チームメイトの一貴は「アンソニー(・デビッドソン)、セバスチャン
・ブエミ)の3人で勝ち取ったこの勝利を本当に嬉しく思います」と語った。
「2015年に彼らとトリオを組んでから初めての優勝なので、なおさらですね。やっと勝てたという気分です」
「決勝は降雨やセーフティカーの導入など不測の事態が度々起こり、予想以上に困難なものになりました」
「マシンのスピードに満足していましたがポルシェのペースも良く、厳しい戦いを強いられました。終盤、僕たちはセバスチャンを信じていましたが、最後は本当にエキサイティングでしたね」