更新日: 2018.12.19 12:36
ブランパンGTで孤軍奮闘中。開幕2戦を終えた高星明誠に直撃
●ヨーロッパでの一日一日を大切に
──ブランパンではル・マンやDTMはもちろん、さまざまなレースで活躍するヨーロッパメーカーの錚々たるワークスドライバーの面々も参戦しますが、彼らを意識したりすることは?
高星:ずっと日本でレースをしていたので、幸か不幸か、ヨーロッパのワークスドライバーはあまり知りません(苦笑)。なので、意識はまったくしません。知っているのは、昨年までRJNにいたウォルフィ(ウォルフガング・ライプ。今年からベントレーに移籍)くらいですね(笑)。
──今季の目標をお聞かせください。
高星:昨年先輩たちがチャンピオンを獲得しましたが、それに続き自分の手でも獲得することがいちばんの目標です。でも、まずはじっくりと腰を落ち着けて、ヨーロッパでの生活やレース環境に慣れて、自分自身がそのシチュエーションをエンジョイできないとレースでも結果を残せないと思っています。なので、一日一日を大切に過ごしたいと思います。今年は大半のメーカーが新車になり、かなりの性能アップをしていますが、ニッサンGT-RニスモGT3は昨年と同じマシンです。性能調整(BoP)でも若干GT-Rが絞られているなかで、今回のブランパン耐久で4位入賞を果たすことができたので、マシンとチームのポテンシャルはかなり高いと確信しています。
──日本のファンへひとこと。
高星:ブランパン耐久の第2ラウンドはシルバーストン。GT-Rが得意とするサーキットでもあると思うので、勝てるチャンスは大いにあると思います。ぜひ日本からの応援をお願いします! まだイギリス生活も、ヨーロッパでのレース活動も右も左もよく分からないまま時が流れていて、日本のファンの皆さんにおススメできる国やサーキットのことがまったく分かりません(笑)。徐々にシーズン中に紹介できるといいな、と思います。
なお、高星のヨーロッパでのレーシングライフは、ニスモのホームページでも楽しむことができる。日本からも熱いエールを送りたいところだ。
http://www.nismo.co.jp/motorsports/entertainment/GT3_REPORT2016/2.html