更新日: 2016.09.05 15:56
アウディジャパン WEC第5戦メキシコ レースレポート
しかし正確な燃料計算と完璧なピットインタイミングであったはずにも関わらず、マルセル・ファスラー(スイス)がドライブする7号車はピットレーンで燃料切れに見舞われ、ピットクルーがマシンを押してのピット帰還を強いられ多くの時間を消費してしまいました。
さらにレース終盤には、ロッテラーが再びトップ争いを繰り広げている時にブレーキシステムのトラブルに見舞われ、タイムロスを余儀なくされ、2位でゴールしました。これにより、アウディは今シーズン5回目の表彰台を獲得。ファスラーとロッテラーにとっては今シーズン最上位獲得となりました。
アウディモータースポーツ代表のDr. ウォルフガング・ウルリッヒは「今回の素晴らしい復活劇は、アンドレ、マルセル、そしてチームクルー全員によるパフォーマンスの賜物です。レース終了1時間前を過ぎてトップ争いを繰り広げていたことは、メキシコでの我々のパフォーマンスが素晴らしいものであったことを表していますが、技術的問題で優勝を逃してしまったことは、痛恨の極みです」とコメントしています。
8号車は油圧システムのトラブルを修復してレースに復帰し、27位で完走しました。ディ・グラッシ/デュバル/ジャービス組は、ドライバーズポイントの獲得はなりませんでしたが、8号車が獲得した18ポイントのマニュファクチャラーズポイントに、さらなるポイントを加点しました。
次回のFIA WECは、2週間後に開催される第6戦・オースティン大会です。アメリカ・テキサス州オースティンのレースで、アウディは2013年以来、これまで2度の優勝を獲得しています。
メキシコ6時間レースの決勝結果
1:ベルンハルト/ハートレー/ウェーバー(ポルシェ) 230Laps
2:ファスラー/ロッテラー(アウディR18) +1m01.442s
3:コンウェイ/小林/サラザン(トヨタ) +1m09.709s
4:デュマ/ジャニ/リーブ(ポルシェ) +1m30.004s
5:インペラトーリ/クライハマー/トゥシャー(レベリオン) ―12Laps