更新日: 2021.04.24 02:00
目指すは新車GR010ハイブリッドのデビューウイン。トヨタ、WEC新時代の開幕戦スパに挑む
WEC第1戦スパ・フランコルシャン6時間に向けたTOYOTA GAZOO Racing WECチームドライバーのプレビューコメントは以下のとおりだ。
■7号車トヨタGR010ハイブリッド
●小林可夢偉
「今の難しい世界状況のなかで、またレースができることをとてもうれしく思います」
「決して理想的な環境ではありませんでしたが、チームは素晴らしい仕事でGR010ハイブリッドの改良を進め、デビュー戦への準備を整えてくれました。我々はテストの中でクルマについて多くを学びました。新型車両投入時にはよくあることですが、予想外の驚きもあるかもしれません」
「これから実際のレースを戦い、コース上のトラフィックや、ハイパーカークラスの強力なライバルとの中で新型GR010ハイブリッドがどれだけ戦えるのか、その挑戦を楽しみにしています。
●マイク・コンウェイ
「新しいシーズン、そして新たなハイパーカーの時代が始まることにワクワクしている。最高のチームメイトである可夢偉とホセ、そして素晴らしいチームに恵まれ、タイトル防衛という目標に向けて準備は万端だ」
「GR010ハイブリッドではすでに多くのテストをこなしてきているが、最高の性能を引き出すためにはさらにやるべきことがあり、改良を続けていかなくてはならない。スパはそのためにも重要なステップであり、レースがとても楽しみだよ」
●ホセ-マリア・ロペス
「マイク、可夢偉とともにワールドチャンピオンを獲得した昨シーズン最終戦のバーレーンからずいぶん長い時間が経ったように感じる。もちろんその時も最高の気分だったが、ふたたびレースを戦い、タイトル防衛、そして今度こそル・マンで勝つために戦う時がきた」
「このような困難な状況下にもかかわらず、チームはハードワークでこのスパに向けてGR010ハイブリッドの準備をしてくれた」
「まったく新しい車両を開発するという挑戦は常に素晴らしい体験だが、まだその途上だ。我々はスパで力強いパフォーマンスを示し、さらに改良していくため努力を続けていく」
■8号車トヨタGR010ハイブリッド
●中嶋一貴
「GR010ハイブリッドでの初めてのレースへ向け、スパに向かうのが楽しみです」
「この冬はなかなか大変でした。特に僕個人は、幾つかのテストを日本でのレース活動のために休む必要があり、そしてようやく参加できたアラゴンのテストは雪で走れませんでした」
「このような状況で、すべてが順調ではありませんでしたが、チームは懸命な作業でハイパーカー時代の開幕戦へ向け、GR010ハイブリッドを準備してくれました。チームの誰もがこの新たな挑戦を楽しみにしており、もちろん簡単ではないでしょうが、成功すると信じています」
●セバスチャン・ブエミ
「長い冬季オフシーズンの準備期間を経て、ついにスパでのプロローグとデビュー戦を迎えられるのはとてもうれしいよ」
「新型のGR010ハイブリッドとハイパーカーによる耐久レース新世代を、ファンのみんなもとても楽しみにしていると思う」
「今年初めから複数回のテストをこなしてきたが、最初はクルマについて知ることから始め、ル・マンへ向けたセットアップの調整ができるまでにいたった。デビュー戦への準備は万全で、一刻も早くハイパーカーカテゴリーでライバルと戦いたい」
●ブレンドン・ハートレー
「新たなハイパーカー時代の最初のレースに向けての広範囲で大規模なテストプログラムを終え、充分な準備ができたと感じている。我々チームだけでなく、ファンのみんなの間でも、どんなレースになるのか、どれだけ接近したレースになるのかといった期待が高まっていることだろう」
「誰もが素晴らしいサーキットであるスパで、ハイパーカーによる最初のレースを戦うことを楽しみにしているんだ」