更新日: 2024.11.10 11:38
野尻智紀が最速の証明。牧野任祐が沈み、3番手坪井翔は決勝10位以上で自力タイトル獲得可能に【第9戦予選レポート】
A組からは牧野が、B組からは坪井が順当にQ2へ進み、チャンピオン争いに残ったふたりがポールポジション争いを見せるかに思われた。しかしQ2の主役は野尻だった。
岩佐、阪口、福住仁続いて4番目にアタックに入った野尻は、直前を走る福住からセクター1、2と最速タイムを奪っていく。セクター3の全体ベストこそ坪井に奪われるが、コントロールラインに戻ってきてみれば1分36秒542でトップタイム。坪井は1分36秒844で2番手に続いた。
坪井がこのままの順位をキープすると予選で2ポイントが加算され、牧野との差を20ポイント以上に拡げることができるため、決勝レースを待たずにタイトル確定となる。牧野のタイムに注目が集まったが、タイムは伸び悩み、1分37秒245で8番手。
これで坪井のタイトル獲得が決まったかに思われたが、牧野に続いて戻ってきた太田が1分36秒797をマークし2番手に浮上。坪井が3番手に下がったことで、獲得ポイントが1ポイントに減り、決着は決勝レースに持ち越されることとなった。
最後にPONOS NAKAJIMA RACINGの2台がホームストレートに戻ってきて、山本が9番手、佐藤が4番手に入り予選終了。野尻が前日の雪辱を果たす、今シーズン2度目のポールポジションを獲得した。
2番手につけた太田は今季4度目のフロントロウ獲得。3番手の坪井は初のチャンピオンに向けて王手をかけたかたちだ。
4番手以降は佐藤、福住、阪口というトップ6。これがスーパーフォーミュララストレースとなる山本は9番手。牧野は10番手から大逆転を目指すこととなる。
シリーズ争いが決着する第9戦決勝レースは、このあと14時30分にスタート予定だ。