投稿日: 2017.09.09 16:44
更新日: 2017.09.10 22:23

スーパーフォーミュラ:『Mr.コースレコード』野尻智紀が自身2度目のポール獲得&連続レコード更新


スーパーフォーミュラ | スーパーフォーミュラ:『Mr.コースレコード』野尻智紀が自身2度目のポール獲得&連続レコード更新

 マシンの撤去に10分程度時間がかかり、その中断中にセッションの残り時間が3分に延長されて再開。再びQ2進出に向けて各車がコース上へと向かったが、トップ5に残っていた国本、一貴、可夢偉、山本、そして8番手ながらも石浦はピットに留まりQ2の準備へと移行していた。

 赤旗から再開後のセッションは、アウトラップとアタック1周の勝負に。最終的にトップタイムは赤旗前と変わらず国本となったが2番手に野尻、3番手にマーデンボローがベストタイムを更新し、トップ3でQ1を終えた。Q1敗退は大嶋和也(SUNOCO TEAM LEMANS)、ニック・キャシディ(KONDO RACING)、中嶋大祐(TCS NAKAJIMA RACING)、小暮卓史(B-MAX)、そしてコースオフした塚越の6名となった。

 Q2セッションはQ1の赤旗中断もあり当初のスケジュールより13分遅れての走行開始になり、全車ソフトタイヤを装着してのスタートとなった。7分間のセッションながら、開始直後にコースインするマシンはなく、セッション開始45秒を経過したところで可夢偉が最初にコースイン。その後、6分を切ったところで国本が動き、その後、各車続々とコースへと向う。

 最初にタイミングモニター上にタイムを出したのは可夢偉。しかし1分35秒台というタイムに留まり、トラフィックに引っ掛かりアタック失敗したように思われた。そのあと、国本、一貴がタイムを塗り替え、計測1周目にベストタイムでトップに出たのは野尻という状況に。

 これで順位が落ち着いたかと思われたが、計測2周目にアタックを行うマシンもありタイムを出していく。タイミングモニター下位の位置につけながら、赤塗文字の自己ベストセクタータイムを出していたのは可夢偉、関口、マーデンボロー、山下の4台。計測1周目がアタックラップでトラフィックに引っ掛かっていたかのように思われた可夢偉だったが、実は計測2周目に狙いを定めていた。この時点でウォームアップに2周を費やしていたのは可夢偉だけだった。

 結果、可夢偉が1分26秒317のコースレコードタイムでトップに。このあと関口、マーデンボロー、山下のタイムにも注目が集まったが、3台とも上位タイムを残せずQ2敗退となった。その他ノックアウトはローゼンクビスト、伊沢拓也、ナレイン・カーティケヤンとなっている。

 最後のQ3セッションではQ2よりも30秒ほどコースインのタイミングを遅らせながら、可夢偉が真っ先にコースイン。そのあと残り時間4分を切ったあたりで、残りのマシンもコースへと向かう中、石浦だけが少しタイミングをずらして残り3分10秒でコースへと向かった。

 最初に計測1周目アタックでトップタイムを出したのはロッテラーの1分26秒637。まずはこれがターゲットタイムになる。その直後に野尻が1分26秒196のコースレコードをマーク。その後の注目は可夢偉のウォームアップを他のドライバーより1周多くした可夢偉のタイムに注目が集まる。

 しかし、可夢偉はセクター1で野尻のタイムを上回るもセクター2、セクター3では更新ならず、野尻からコンマ2秒強遅れての3番手。2番手には国本が就いている。野尻は2016年の岡山大会以来のポールポジションを獲得。野尻は前戦のもてぎでも予選2番手ながらQ2で記録したトップタイムがもてぎのコースレコードとなったため、このオートポリスと合わせて2戦連続のコースレコードホルダーとなった。

コースレコードでポールを獲得した野尻智紀を祝福する村岡潔監督


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