投稿日: 2016.08.22 17:41
P.MU/CERUMO・INGING スーパーフォーミュラ第4戦もてぎ レポート
P.MU/CERUMO・INGING プレスリリース
この時点で2位を走るアンドレ・ロッテラーとは4秒の差がついていたが、石浦はロッテラーとの差を毎周0.5秒ほどずつ削っていき、数周で両者の差は1秒以内に。36周目にロッテラーが一足先にピットインし、これを確認した石浦は翌周のピットインに向けて猛プッシュをかける。37周目にピットに戻ると、ミディアムタイヤに交換しピットアウト。しかし、相手のアウトラップも速く、ピットインでの逆転は叶わず、再びロッテラーを追いかける展開となった。
全車がピット作業を済ませ、ふたたびロッテラーが2位、石浦が3位。そして国本は序盤にペースが伸び悩み上位と少しギャップが開いていたが、中盤からトップと変わりないペースを見せ32周目に自身のベストラップを更新。38周目にピット作業を終えた後も4位を走行していた。2台はともに終盤になってもペースを崩さず周回。石浦はピット作業を挟み30周以上にわたるロッテラーとの2位争いのバトルの中で、オーバーテイクシステムも駆使し何度もテール・トゥ・ノーズまで持ち込み客席を沸かせたが、抜くのが難しいもてぎでは苦戦を強いられた。
最終ラップでもロッテラーに0.5秒差まで迫るが、チャンスをつかむことができずそのまま3位でフィニッシュ。今シーズン2度目となる表彰台を獲得した。国本は石浦に続く4位で、表彰台には届かなかったものの、予選順位よりポジションを上げてゴールし、ポイントランキングでもトップに僅差の4番手をキープしている。