更新日: 2021.10.17 21:46
ルーキー初優勝の大津弘樹「自分の持っている力を発揮することしか考えていなかった」【第6戦もてぎ決勝トップ3会見】
阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)
決勝:2位
「前回表彰台に上がったオートポリスでの2位とは違い、今回はしっかりとフルでレースを戦い抜いて2位を獲得できたのでうれしく思います。昨日の予選は難しいコンディションでしたがQ3まで進めました。ですが、Q3ではエンジニアの田中耕太郎さんと僕の意見が別れてしまい、僕がウエットタイヤを選択してこういう結果(5番手)になってしまったので、耕太郎さんには申し訳ないと思っています」
「それを取り返すべく決勝を頑張りました。スタートでは出遅れてしまいましたが、その後の位置取りが良くて順位を上げることができました。ウエットタイヤでのペースも良かったですし、セーフティカー導入で僕は『ステイアウトかな』と思いましたが、チームからピットインと言われたので『今日は従おう』と思いました。やはり一番レースを広く見ているのはエンジニアだと思うので、それに従ってピットに入ったことがこの結果に繋がっていると思います」
「その後は非常にトリッキーなコンディションで、ところどころ濡れていて、いつスピンしてもおかしくないような状況でした。僕はチャレンジできるポジションだったので、ガンガン攻めて大津選手を抜けるように頑張っていましたが、大津選手も先頭でコーナーに入るので慎重になるところですが、それでも速いペースで走っていたので追い抜くチャンスがなく、一度大津選手まで近いところに行きましたが、きっちりと抑えられてしまいました」
「同じルーキーとして僕が先に勝ちたかったという想いは正直ありますが、まずはTEAM MUGENのみなさんと大津選手におめでとうを伝えたいと思います」
牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
決勝:3位
「荒れたコンディションのなかで表彰台で終われたことは結果としても良かったです。前戦のもてぎではチームとしてもかなり苦戦をして、そこからいろいろと考えてクルマを持ってきて『良くなったのかな』というところで、昨日の予選はうまくコンディションに対応しきれませんでした」
「この決勝での表彰台という結果は良かったなとは思いますが、晴南(阪口)も言っていましたが、先に大津さんに優勝されて悔しい部分もありますが、完璧なレースだったと思うので本当に祝福したいと思います」
「(レース終盤の関口雄飛とのバトルに関して)まだ路面が濡れていたので、最終コーナーで少し関口選手がミスしたところで僕がオーバーテイクシステム(OTS)を押して、関口選手のOTS残量が少ないことは把握していなかったですが、とりあえず追いついたら『OTSを押してしまえ!』という感じでした」