投稿日: 2023.05.01 19:02
更新日: 2023.05.01 19:03
更新日: 2023.05.01 19:03
涙の裏にあった“苦しみの3年”。「結果が残せるシーズンだと思っていた」宮田莉朋、2023年の転機
Tomohiro Yoshita
レース終盤、白熱のオーバーテイクバトルで盛り上がった2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権の第3戦鈴鹿。リアム・ローソン(TEAM MUGEN)、坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)という強豪ふたりをコース上で抜き去り、見事スーパーフォーミュラ初優勝を飾った宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)は、チェッカーを受けた後のウイニングラン中は、コックピットで涙が止まらなかったという。
国内トップフォーミュラの舞台では、常に速さをみせて上位争いに絡むも、肝心なところで“トップ”に手が届かず、いつも悔しい思いをしてきた。その心労は、我々が想像する以上に彼のなかで大きなものとなっていた。
■鮮烈な“代役デビュー”から一転