投稿日: 2023.07.16 20:56
更新日: 2023.07.16 21:00
更新日: 2023.07.16 21:00
初勝利を逃しうなだれる牧野任祐。4年ぶりのポールスタートも「完全に実力で負けて悔しい」
Tomohiro Yoshita
「そうですね……悔しいです」
公式映像でのインタビューで、そう短く答えた牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。インタビューが終わると、サインガードの段差にうなだれるように座り込んでしまった。
デビュー戦以来4年ぶりのポールポジションを獲得し、自身初優勝を目指してスタートを切った牧野。オープニングラップでは、リアム・ローソン(TEAM MUGEN)との攻防戦を制しトップを死守したが、途中のピットストップで逆転を許すこととなった。
その後は、最終ラップまで前を行くローソンを懸命に追いかけるも、その差は徐々に広がっていき、4.4秒差の2位でチェッカーを受けた。彼のスーパーフォーミュラでのキャリアから言えば、この2位フィニッシュは自己最高位なのだが、本人にとっては“レースキャリア史上一番”と言っても過言でないほど悔しい1戦となった。
■ローソンのセクター2が速くなり「稼げるポイントが減った」