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投稿日: 2017.08.08 07:30
更新日: 2017.08.07 19:05

LEXUS TEAM SARD 2017スーパーGT富士第5戦富士 レースレポート


スーパーGT | LEXUS TEAM SARD 2017スーパーGT富士第5戦富士 レースレポート

決勝

■ウォームアップ走行
 6日(日)各種プロモーションイベントやセレモニーの後、エアレースパイロットの室屋義秀選手の豪快で華麗なデモフライトが披露された後の20分間のウォームアップ走行では気温29度/路面温度36度に。
 
 スタートドライバーのヘイキが燃料を積んだ状態で、2スティント目用のタイヤのベディングとスタートタイヤと同じミディアム系タイヤを確認。9周目からは平手がチェッカーまで3周走行して決勝への準備を無事に整えた。

■決勝スタート
第1スティント:ヘイキが中位集団で粘りの好走

 6日(日)15時半決勝スタート時点は気温29度/路面温度36度。スタート前は日差しが強く照りつけていたが次第に雲が多くなり曇天に。スタートを担当したヘイキがオープニングラップでWHが軽い12号車に先行を許し10位で戻ってきたが中位集団の中で追走。

DENSO KOBELCO SARD LC500 2017スーパーGT第5戦富士
DENSO KOBELCO SARD LC500 2017スーパーGT第5戦富士

 
 数珠つなぎで連なる展開が続いていった。曇天が路面コンディションに影響したのか周回を重ねるヘイキからリアのスライドが増えて厳しくなってきたと無線で連絡が入る。ラップタイムは他車と遜色ないことからキープアウト。ヘイキはバランスが徐々にであるが変化して辛いフィーリングのなかで粘りの走りを見せる。
 
 そして、争っていた集団の車両がピットインを行うと1周後にピットインするオーバーカットでピット作業争いに勝負を懸けた。ヘイキは抜群のインラップの速さで32周を終えてピットに滑り込んできた。
 
第2スティント:平手が奮闘みせる10位フィニッシュ
 ヘイキのインラップの速さと一番のピット作業の速さで平手を送り出すと、ここで一気に3台を抜かし、平手もアウトラップで追いすがるライバル勢を引き離していくピット戦略で順位を上げることに成功し、1点でも多くのポイント獲得を目指して突き進んだ。
 
 だが、路面コンディションがさらに変化していき、ソフト系タイヤを装着して対応していたが、その後ペースが一向に上がっていかずに、WHが軽い車両の後塵を拝する状況に。
 
 軽い車両に食らい付いて行くもオーバーテイクに至らず、さらに軽い車両に抜かれ11位と苦しい展開となった。だが諦めない平手はプッシュを続けて52周目には10位に何とか浮上。
 
 ペースが落ちてきた上位車両集団にふたたび追いついたが、燃料制限2段階ダウンの影響は大きく抜かすところまで至らず。後一歩のところで惜しくもチェッカー。厳しい展開のレースで10位フィニッシュをもぎ取り執念の1ポイント獲得となった。
 
 ドライバーポイントは1点獲得(計36点)しランキング7位、チームポイントでは4点を獲得(計49点)しランキング6位となった。タイトル争い生き残りを懸けた正念場となる次の第6戦は、8月26日(土)~27日(日)に鈴鹿サーキットで行われる。

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