投稿日: 2017.08.08 12:10
ハンデのしかかるレクサスにホンダ、ニッサンが反撃の狼煙。スーパーGT第6戦鈴鹿は三つどもえ必至
AUTOSPORTweb
さて今季の1000kmは、いったいどんな展開になるだろうか? スーパーGTはまったく予測がつかないところが面白さではあるのだが、鈴鹿で6月に行われた2回のテストを振り返ってみると、シーズン序盤戦を圧倒したレクサスLC500勢は、スーパーGT特有のウエイトハンデが第6戦は最も多く加算されているはずで、レース距離の長い鈴鹿はそれが少しずつ響いてしまうかもしれない。
逆に注目したいのは、ホンダNSX-GT勢、そしてニッサンGT-R勢だ。テストではKEIHIN NSX-GTやMOTUL AUTECH GT-Rが速さをみせており、MOTUL GT-Rのロニー・クインタレッリも「すごくフィーリングがいい」と語っていた。
実際、7月22~23日に行われた第4戦SUGO、8月5~6日の第5戦富士でも、2車は速さを見せており、特にホンダ勢はSUGOで予選トップ3を独占。残念ながらSUGOではレース展開に恵まれなかったが、続く第5戦富士ではARTA NSX-GTがポール・トゥ・ウィンを達成している。
そのほかのホンダ勢はRAYBRIG NSX-GTの8位が最上位と苦戦したが逆に言えばウエイトハンデが軽い状態で鈴鹿に挑むことになる。また、ニッサン勢もMOTUL GT-Rが第5戦で2位表彰台を確保するなど、復活の兆しをみせた。