投稿日: 2017.08.08 12:10
ハンデのしかかるレクサスにホンダ、ニッサンが反撃の狼煙。スーパーGT第6戦鈴鹿は三つどもえ必至
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そして忘れてはならないのが、レースのもうひとつの主役であるスーパーGT300クラスだ。近年のGT300も、GT500同様毎スティントフルプッシュが必要で、毎年僅差の争いが展開される。昨年は優勝したSUBARU BRZ R&D SPORTと2位の31号車TOYOTA PRIUS apr GTの差はわずか8.395秒で、3位のGAINER TANAX GT-Rとはテール・トゥ・ノーズだった。
GT300クラスはFIA-GT3規定車両が多数で、国産車を中心としたJAF-GT/マザーシャシー車両がそれに対抗するが、この鈴鹿ではレース距離が長いため、ピットストップ時間が短いJAF勢が有利と言われている。GT3勢が上位にいくためにはピットストップ時間の分をコース上で稼がなければならないため、困難な戦いを強いられる。
とは言え、昨年3位のGAINER GT-RはGT3車両で、上位進出への可能性も充分高い。事前のテストでもGT3勢が好タイムを出しており、まったく予想がつかない戦いになるだろう。GT500とはまた違った戦いになるので、こちらもぜひご注目いただきたい。
鈴鹿1000kmは、夕暮れのなかライトを照らしたマシンたちがチェッカーを受け、花火が上がり、表彰台下を埋める多くのファンが、ウイナーを讃える姿が印象的で、ドライバーたちも「この光景を見たい」と語る。
最後の鈴鹿1000kmで、その光景を見るのは誰だろうか? そしてそのドラマを、ぜひ鈴鹿サーキットでご覧いただきたい。