スーパーGT:TEAM UPGARAGE with BANDOH 2017年 第6戦鈴鹿 レースレポート
セーフティーカー導入中のピットインはペナルティが付いてしまいますが、緊急事態の為、そのままピットインをし、メカニックが車両を確認していきます。原因は右フロントのタイロッドエンドのボルトが折れてしまっていた為でした。
急ぎ、新しいボルトに組み直し、ドライバー交代、タイヤ交換、給油等も行いコースに復帰しますが、ピットレーン出口が封鎖されていた為、2周遅れの21番手となってしまいました。
すぐに順位を上げていき18番手となりますが、セーフティーカー導入中のピットインによるペナルティで100周目にペナルティストップ60秒を行った為、3周遅れの20番手となってしまいました。
その後も燃料は入っているもののガス欠症状が出るトラブルは治っておらず、116周目に給油のみ、137周目にドライバー交代、給油、タイヤ交換を行い155周目に3周遅れの15位でチェッカーを受けました。
今回の鈴鹿は5回のピットインが義務付けられていましたが、トラブルなどでペナルティも含めると7回もピットインをすることとなってしまいました。
前半はトラブルも抱えながら、抜群のペースで常にトップ争いをし、昨年の雪辱を果たすことが出来るかと、チームの皆が思っていましたが、大きなトラブルにより、入賞をすることもできませんでした。
しかし、前半はトップを走りドライバー、マシン共に速いことは示すことはできましたので、次戦のタイでは優勝を目指していきたいともいます。引続きご支援、ご声援宜しく御願い致します。
中山友貴選手
「第6戦鈴鹿1000kmが終わりました。予選は2位フロントローからスタートで、非常にペースがよく、当初の予定では30周ぐらいを目途にピットに入る予定でしたが、その前にガス欠症状でてしまいました。燃費が予定より悪かったのかと思い、早めに一回ピットインしてドライバー交代、給油をして川端選手に交代しました」
「また、ガソリンが十分に残っているにも関わらずガス欠症状が出てしまい、その後も20周ぐらいで症状が出てしまい、その後も20周を目途にスティントをはしっていました。その後川端選手が走っているときにタイロッドにトラブルが出てしまい130Rを走っているときだったため、大きなクラッシュがなくてよかったと思います」
「修理したのですが、セーフティーカー中だったためペナルティが出てしまい、2周遅れという結果でした。優勝できた速さがあったので、非常に悔しいです。しかし、落ち込んでていてもしょうがないので、ハンデウエイトが軽い分、残りのレースもチャンスがあると思います」
「是非、是非とも引き続き、夢を見させて終わらないように、チェッカーを受けるまでいい順位でゴールできるようにまた頑張りたいと思います。引続き応援よろしくお願い致します。」
川端伸太朗選手
「非常に悔しいです。今回はすごく自信を持って鈴鹿に入っていました。予選はQ1で少しミスがあったものの、無事通過し、中山選手のアタックで2位フロントローを獲得しました。決勝はセーフティーカーのタイミングで損をしたり、燃料系のトラブルがある中トップを走れていたので、結果は複雑な気持ちです。しかし、今回ドライビングには自信を持てたので、次のタイこそ優勝できるように頑張ります。引続き応援よろしくお願い致します。」
坂東正敬総監督
「本当にスポンサー、ファン、ドライバーに申し訳ない気持ちでいっぱいです。全てはマシン管理責任者の僕にあると思っています。本当に勝てたレースですが全ては結果です。今回はおそらくポンプの不良とタイロッドのボルトに関しては毎回新品を使用しているので原因は調査中です。鈴鹿1000kmは完璧な車でないと勝てません。次のタイは完璧なマシンで初優勝目指して頑張りますので今後とも応援宜しくお願いします。」