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投稿日: 2016.07.25 22:29

LEXUS TEAM SARD スーパーGT第4戦SUGO レースレポート


スーパーGT | LEXUS TEAM SARD スーパーGT第4戦SUGO レースレポート

■公式練習走行
 前戦富士では良い流れを掴んで2位表彰台を獲得し、シリーズランキング3位に浮上したDENSO KOBELCO SARD RC F。第3戦が中止となり、2ヶ月半のインターバル中に行われた2つの公式テストではウェイトハンディを搭載した中でも上々のタイムをマークして仕上がりは順調となっている。7月開催に戻ったスポーツランドSUGOは第4戦として行われ、公式予選はノックアウト方式(Q1、Q2)で、決勝はスプリントの約2時間。ドライバー交代を伴うピットストップは1回で、ウェイトハンディは現獲得ポイントの倍の数値となる38kgを搭載する。コースは天候が急変し易い山間部にありトリッキーで幅も狭く、また高低差73mもあってウェイトハンディの影響が大きいテクニカルなマウンテンコース。1コーナーでのブレーキング競争、ヘアピン、馬の背、最終コーナーとオーバーテイクポイントはあるが、常に接近戦が展開され息の抜けない緊迫したバトルが続く。

 DENSO KOBELCO SARD RC Fは、3番目に重い重量によるタイムダウンは否めず厳しい予選となるであろうが、波乱が起き易い決勝では運や変わりやすい天候を味方につけ、連続表彰台で大量得点を稼いでランキング上位2台に迫ってタイトルへの道しるべをつけたい重要な戦い。また昨年激しいクラッシュでリタイアの憂き目を見ただけに雪辱を果たしたいところ。シリーズも中盤戦に差し掛かり、各陣容とも力を上げてきているだけに、チーム一同ここは剛毅果断に連続表彰台を狙っていった。

 23日(土)午前中の公式練習走行は、気温20度/路面温度25度のドライコンディション。9時15分から混走セッションが開始され、今回もヘイキからスタートしてコンディションに合ったタイヤの確認を行った。まず1分12秒447でその時点の4番手タイム。別のタイヤを装着して13周目に1分12秒441とタイムは余り変わらなかったが、フィーリングやタイヤ表面の感じでは、2回目のアウティングで使用したタイヤが現在のクルマの状況にベストチョイスと判断された。クルマの微調整を行った後に26周目から平手がドライブ。ヘイキの装着したタイヤ2セットのフィーリングを同じように確かめた。混走セッション最後に平手が新品タイヤの感触を確かめ1分12秒397をマーク。混走セッションでは平手の出したベストで12番手に。10分間のGT500単独セッションでは、ヘイキがアタックシミュレーションを行い、5周目に1分11秒819の11番手タイムとなった。公式練習走行ではトータル50周を走行。重さが響いているのかタイムが伸ばせず厳しい状況となった。


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