LEXUS TEAM SARD スーパーGT第4戦SUGO レースレポート
■決勝
■フリー走行
24日(日)決勝日のフリー走行開始時は、気温19度/路面温度22度で小雨が時々降りしきるウェットコンディション。まずスタートドライバーを努めるヘイキがドライタイヤを装着してコースイン。すぐにウェットタイヤに履き替えてウェットタイヤの皮むきを敢行。11周目からは平手と交代し、15周目に1分22秒948の9番手タイムをマークした。フリー走行ではトータル18周を走行して決勝への準備を順調に整えた。
■決勝スタート
第1スティント:ヘイキの快進撃でトップに浮上、クリーンなドッグファイトを見せる
24日(日)14時決勝スタート時点は気温20度/路面温度22度とこの季節にしては低温に。霧雨のような天候であったが路面はドライコンディション。8番グリッドから剛毅果断に連続表彰台を狙っていったDENSO KOBELCO SARD RC Fは、スタートドライバーのヘイキが上位の波乱をよそに次々と前走車をオーバーテイクしていく快進撃を見せた。9周目に5位、12周目に4位、16周目に3位と次々と順位を上げていき、20周目にはランキングを争う37号車を馬の背コーナーで華麗にパス。22周を終えたストレート~1コーナーで見事に38号車をかわしてトップに躍り出る圧巻の走り。だが26周目の最終コーナーでのアクシデントによりセーフティーカー(SC)が導入されてしまう。SC解除後はマージンが無くなって近づいた2位19号車と好バトルを展開したヘイキ。流石な走りでクリーンドッグファイトが展開され場内を釘付けに。10周以上にも及ぶ好バトルの末に巧に封じ込め引き離しに成功。隣のピットでもある2位19号車がピットインを敢行した後、46周を終えレースをリーダーするヘイキをピットに呼び戻した。
第2スティント:平手が24号車を猛追するも水入りに
37.7秒の素早いピットワークで平手を送り出す。タイヤ無交換作戦の24号車にアウトラップで前に出られてしまったが、タイヤが温まると猛追してギャップを少しずつ詰めて52周目に捉え、激しい攻防が繰り広げられた。一進一退の戦いが続いて一旦引き離されてしまうが、ピットから無線で檄も入り、全開の猛チャージを続ける平手は70周を過ぎて再び射程圏内に捉えるとチャンスを窺った。また後方から3位~5位が迫り5台が一塊になって熾烈極めるバトルが展開されていった。たが76周目に最終コーナーでの再びアクシデント発生により赤旗打ち切りという水入りに。74周時点の結果となり、DENSO KOBELCO SARD RC Fは第2戦富士に続く連続2位表彰台を獲得した。
ドライバーポイントでは15点を獲得(計34点)、チームポイントでは18点を獲得(計43点)し、いずれもシリーズランキング2位に浮上した。次の第5戦は8月6日(土)・7日(日)に富士スピードウェイにて開催される。