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投稿日: 2019.08.04 01:05
更新日: 2019.08.03 20:29

ARTA NSX GT3 2019スーパーGT第5戦富士 予選レポート


スーパーGT | ARTA NSX GT3 2019スーパーGT第5戦富士 予選レポート

第5戦 富士スピードウェイ

ウェイトハンディ厳しくもQ2進出

 第4戦を終えた時点でランキングトップに踊りでた、#55 ARTA NSX GT3だが、ウェイトハンディも61kgと全チームの中で最も重い車で富士に乗り込んだ。

 このウェイトハンディでは苦戦が予想された。予選ではバランスが良かったものの、なかなかスピードにはつながらなかった。午前のセッションは15位で、Q2進出へ行くにはギリギリのポジションだ。しかしながら、高木真一選手がQ1を突破し、Q2で福住仁嶺選手が11番手のタイムを叩き出す事が出来た。

 61kgのハンディウェイトは予想以上に我々を苦しめたが、それを克服するチーム力があった。明日は1ポイントでも多くポイントを獲得し、チャンピオンシップを有利に進めたい。

ARTA NSX GT3
ARTA NSX GT3

土屋圭市アドバイザーのコメント

「この重いウェイトハンディでここまでのタイムを出せたのは良かったね。チームもドライバーも最大限に力を引き出してくれた。もちろんタイヤのパフォーマンスも素晴らしいね。明日のレースは距離が長いので良い結果を出したいね」

一瀬俊浩エンジニアのコメント

「第2戦の富士は、決勝の結果が良かったのは戦略によるものでしたが、予選と決勝のペースが良くなかったのでパフォーマンスが不足していたのを見直しました。前回のタイのレースで色々と新しい発見があったので、それを加えて持ち込みました。バランスは悪くないのですが、ハンディウェイトが重いので、Q1をギリギリ通過出来るかどうかというところでした。その後、セット変更してもバランスの向上は見られたものの、パフォーマンスを上げきれませんでした。高木さんは色々と試しながらQ1へ行ってもらったので、何とか通過出来ました。そのおかげでQ2へ向けたセット変更はうまくいき、何とかタイムアップが出来ました。明日はポイントを獲得するのが目標なので、それに向けて良いスタートが切れたと思います。夏場はパワー的にも厳しいとは思いますが、少しでも多くのポイントを獲得出来るように戦略を組みたいです」

高木真一選手のコメント

「予選は朝のフィーリングからすると、Q1では38秒8くらいで10番手くらいかな?と思っていました。最初のアタックで38秒5が出たので、もっと良いタイムを出そうと欲が出てしまいました。次の周はグリップ感が増していたものの、バランスが崩れてしまい頑張りすぎてミスもしてしまったのでタイムが出ていないと思ったら、1周目のアタックと同じタイムが出ていました。しかし、無線で14番手だと聞いて、ちょっとガッカリしました。そしてもう1周アタックする事になってしまったものの、その周でQ2に生かす事も見えてきたので、そういう意味では良いQ1だったと思います。予選の結果は満足ではありませんが、今出せる力を出し切れたのでは無いかと思っています。明日は長距離のレースなので、順位を上げられるように頑張ります」

福住仁嶺選手のコメント

「Q2を担当させてもらいました。ウェイトハンディが重いので、難しい予選になる事は予想していました。Q1は高木さんが色々と試しながら通過してくれて、セットを少し変更しました。終わってみれば色々と課題や悔しい部分が出てきてしまったので、明日のレースに生かして頑張りたいと思います」


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