TEAM IMPUL スーパーGT第7戦タイ レースレポート
10/9(日)決勝レース
天候:晴れ コース:ドライ
気温/路面温度
レース序盤33℃/44℃
レース中盤32℃/41℃
レース終盤32℃/39℃
決勝レース距離 4.554km×66laps=300.564km
観客動員数:24,249人
予選日とは打って変わって晴天となったタイ王国ブリーラム県のチャン・インターナショナル・サーキット。気温も上昇し、厳しい暑さの下決勝レースが行われました。
予定通り15時(日本時間17時)ちょうどにフォーメーションラップが始まりました。3位セカンドローからスタート。スタートスタートドライバーはジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが担当しました。
フォーメーションラップを先導するセーフティーカーがピットへ戻るとレースの火蓋が切って落とされました。特に大きな混乱もなく1周目を3位のまま終えます。7周目よりGT300の周回遅れが絡み始めると、その周回の最終コーナーからホームストレートにかけて、GT300マシンへの渋滞をうまく利用し、イン側に行っていたNo.15 ドラゴモデューロ NSX CONCEPT-GT(武藤英紀選手)をアウト側からGT300マシンもまとめてオーバーテイク。2位に浮上します。
しかし、トップを走るNo.19 WedsSport ADVAN RC F(関口雄飛選手)のペースが速く、30周目までに10秒の差を付けられてしまいます。33周目にそのNo.19 RC Fがピットインすると暫定トップに。No.19 RC Fはピットイン直前にタイヤがバーストしていて、この間に、拡げられていた差を若干縮め、オリベイラは38周目までコースにステイ。38周目にピットインします。
ピット作業での逆転も視野にありましたが、このピット作業中、クルーがリアタイヤ交換と同時に行っていたフロントガラスのフィルム剥がしに手間取り、半分ほど剥がした段階で給油に入ったために作業が中断。しかし、安田裕信へのドライバー交代を終えてマシンを降りていたオリベイラが、はやる気持ちを抑えきれずに自らこのフィルムを剥がしてしまいます。
その後、給油を終えてフロントタイヤの交換も済ませ、ピットアウトしますが、作業時間にライバル勢よりも少し遅い48.2秒をかけてしまい、トップ浮上は叶わず2位でレースに復帰します。
この後やはり、TEAM IMPULのピット作業における作業違反が検証された結果、ドライブスルーペナルティが課せられることに。スーパーGTのレギュレーションでは、給油作業中に他の作業を行うことは一切禁じられており、オリベイラの行動がこの規則に抵触したためです。