LEXUS TEAM LEMANS WAKO`S スーパーGT第3戦/第8戦もてぎ レースレポート
GT500クラスは多くのマシンが19~23周目にルーティンピット消化へ。大嶋も23周目にピットインしてカルダレッリに交代、 チームクルーは確実な作業で給油やタイヤ交換をこなし、約34秒の静止時間でマシンをコースへと送りかえした。
カルダレッリは5番手でコース復帰、背後に来た38号車を引き離す。続いて、29周目にピットインして前に戻ってきた19号車と戦う。タイヤ無交換作戦を取っていた19号車を、カルダレッリは40周目にパスして4番手へ。
さらには連続表彰台に向け、36号車を追う。懸命に追い続けたカルダレッリだが、これを抜くことは叶わず、僅差のまま4位でのチェッカーフラッグということになった。
#6 WAKO’S 4CR RC Fはシリーズランクでは3位に後退するも、チャンピオン獲得の可能性をキープして翌日の第8戦へと進む。
大嶋和也選手のコメント
マシンのフィーリングはスタートから良く、1周目、そして序盤のセーフティカー明けのリスタートと、とにかく前のマシンを少しでも抜いていこう、という感じでしたね。
僕たちのマシンには今回、勝てるポテンシャルが確実にあると感じていますので、明日はまず朝の予選でアンドレアにポールを獲ってもらって、午後の今年最後のレースでは優勝できるようにしたいと思います。
アンドレア・カルダレッリ選手のコメント
難しいコンディションの一日でしたけど、私たちのマシンにはスピードがありましたね。レースではハードにプッシュしました。19号車がタイヤ無交換にしてはペースが良く、少し驚かされました。
オーバーテイクできましたが、簡単な状況ではなかったです。最後の5~6周はさすがに私のリヤタイヤが厳しい状況になり、3位の36号車をオーバーテイクすることはできませんでした。シリーズトップと7点差の状況はイージーではありませんが、チャンピオン争いは依然オープンな状況です。明日も頑張ります。
脇阪寿一監督のコメント
路面状況のこともあって予選は残念でしたが、決勝でよく4位まで追い上げてくれました。最高のレース内容だったと思います。最後に36号車を抜きたかったですけど、それは簡単なことではありませんからね。キチッとしたレースができて良かったです。
なによりドライバーふたりがマシンの速さに手応えを感じており、明日のレースに向けてすごくテンションが上がってる状態です。チャンピオンシップについては他車の結果待ちのところもありますが、明日もこのいい流れで戦い、まず優勝したいと思います。
シリーズランキング(全8戦中7戦終了時点)
大嶋和也&アンドレア・カルダレッリ:3位/54ポイント
チーム部門:3位/74ポイント