更新日: 2016.11.15 09:59
アウディ・ジャパン スーパーGT第3戦/第8戦もてぎ レースレポート
Team TAISAN SARD 近藤尚史チーム監督のコメント
「近藤選手はほとんどぶっつけ本番で、チームとしてもタイヤがどれくらいもつのか手探りの中での最終の2戦でした。
土曜日はスタートラップで後ろのクルマにぶつけられてしまったのが惜しかったですね。それでも元嶋選手はいい走りを見せてくれました。近藤選手もとても初戦とは思えない素晴らしい走りで大物です(笑)
チームとしては最終戦の目標として表彰台にのぼることを掲げていましたので、それが実現できず残念ですが、フレッシュなドライバーのコンビで、6位、7位と連続ポイントを獲得できたことは良かったと思います。
来年のことはまだ未定ですが、ぜひこのパッケージでさらにいい体制を組んでシーズンに臨めればと思っています」
元嶋佑弥選手のコメント
「両レースとも本当にいいペースでラップすることができ、Audi R8の良さを少しづつ引き出せるようになりましたし、レース中、自分でも驚くようなタイムを出すこともでき楽しめました。
実はチームメイトの近藤選手は同期で良く知っている仲で、お互い負けないように頑張れたのが入賞という結果にもつながったと思います。
こういった機会をくれたチームと、高いポテンシャルのマシンを作ってくれたアウディに感謝しています。機会があれば来シーズンもぜひこのアウディでいいレースがしたいと思っています」
近藤翼選手のコメント
「はじめてのスーパーGTで、最初は驚いた部分もありましたが、土曜にはいい走りがみせられたと思います。最終戦はタイヤ無交換作戦のため、後半かなり厳しく苦戦しました。
ただAudi R8 は、ABSやトラクションコントロールもついているのでミスもカバーしてくれますし、本当に運転しやすいマシンです。
そしてこのもてぎはブレーキ性能に優れたAudi R8に向いているコースだと感じました。今回、とても素晴らしい体験ができましたし、機会があればぜひ来シーズンもここで走ってみたいと思いました」
アウディ ジャパン代表取締役社長 斎藤徹のコメント
「2014年からのAudi Team Hitotsuyamaとアウディの努力が、今回はじめて優勝というかたちで報われて大変うれしく思います。またTeam TAISAN SARDの若いふたりのドライバーの走りも素晴らしかった。
アウディジャパンは、今年度からパーツ供給やサポートを改善してチームが安心して走れる体制づくりに努めてきました。今回のレースを見てもAudi R8 LMSの速さはもちろん、扱いやすく信頼性があるマシンであるということがアピールできました。
モータースポーツの世界でもアウディの評価がさらに高まり、来年はさらに多くのAudi R8が走る姿を見ることができればと思います。
シーズンを通してチームとドライバーランキング共に3位、FIA GT3の中ではトップという、いいかたちで今シーズンを終えることができましたし、来年のGT300シリーズもサポートを継続していきたいと思っています」
アウディは、モータースポーツ部門である「Audi Sport(アウディ・スポーツ)」のもと、ハイブリッドレーシングカー Audi R18でルマン24時間レースをはじめとする世界耐久選手権(WEC)で数々の勝利をあげてきました。
またAudi RS 5 DTMでDTM(ドイツツーリングカー選手権)に参戦しています。カスタマーモータースポーツとしてはGT3レースカーAudi R8 LMS を世界中のプライベートチームに供給するなど、モータースポーツ活動全般を支援しています。
今後はさらにAudi Sportを、アウディのスポーティなブランドイメージをより一層強調するサブブランドとしてグローバルで展開するため、今年7月には、日本国内のコミュニケーション拠点Audi Sport店を全国24店舗オープンしております。