更新日: 2016.11.15 13:18
シンティアム・アップル・ロータス スーパーGT第3戦/第8戦もてぎ レースレポート
2016/11/14
エルシーアイ株式会社
Press-Information
REF-LPR17/’16
スーパーGT第8戦もてぎレースレポート
公式予選レポート
11月13日(日)、スーパーGTの最終戦となる第8戦 MOTEGI GRAND FINALがツインリンクもてぎで開催されました。シンティアム・アップル・ロータス(SGT LOTUS EVORA)を走らせるCars Tokai Dream 28は、この今季最後となる250kmレースに、加藤寛規/高橋一穂のペアで臨みました。
■公式予選
土曜日に行われた第3戦と同じく、この第8戦も予選/決勝レースが同日に行われる1 DAY形式。公式予選は8:40から、15分間のスパンで執り行われました。
今回のアタックドライバーは、ジェントルマンドライバーである高橋一穂選手。最終戦は、「第3戦の予選に出走しなかったもう1名のドライバー」が担当するというレギュレーションになっているからです。
気温11度、路面温度14度。絶好のコンディションのもとでEVORAはスリックタイヤを履いてコースインしました。タイヤができあがり始めたのは4周目。タイムは1分52秒279と、高橋選手は土曜日に加藤選手が刻んだレースラップに迫るタイムをいきなり刻みました。
予選時刻が早い時間帯であることから吸気温度が低くなり、エンジンパワーも上がります。また前日のレースで路面に乗ったラバーが、より高いグリップを発揮させる効果が早くも現れていました。
高橋選手はその後も1分50秒992、1分49秒729と着実にタイムを縮めて行きます。しかし当然ながら、ライバルたちの条件も同じ。トップは1分46秒760(No.31 TOYOTA PRIUS GT)と例年のラップタイムを大きく上回り、じつに14番手までが1秒以内、12番手までが全てコースレコードという、熾烈な予選になりました。
高橋選手も7周目に1分49秒063を記録し、ラストアタックで48秒台を目指しましたが、セクター1/2のタイムが全ラップを下回ったことから、タイヤを温存するためにもアタックを中断。順位は25番手となりました。
ドライバー:高橋一穂選手
「最初タイヤが冷えていたときは少し大変でしたが、暖まりも早くて走りやすかったです。結果は良くなかったけれど、加藤選手から出されていた課題を修整して、EVORAのドライビングに対する手応えをつかむことができました。今年最後のレースなので、決勝レースもがんばります」
ドライバー:加藤寛規選手
「予選結果は残念ですが、今シーズン最後のレースなので、もう一度決勝レースまでに組み立てを見直して、最後まで諦めずに臨みたいと思います。
また今回は、来年に向けてのシミュレーションも含めて、まず高橋選手スタートで行ってみるつもりです。あとはボクのスティントでタイヤを交換するかどうかなど、様々なデータを実践でテストできればと思います」
チーフエンジニア:渡邊信太郎
「こんなに低い気温で予選を走ることは通常ないので、今回もコースレコードが連発されるのは予想していましたが、周りがとても速かったですね。高橋選手自身も、当然これまでよりも速いタイムを出せてはいたのですが。
タイヤは昨日のウォームアップ走行でテストしたものを使いました。高橋選手のコメントからも、マシンのバランスは悪くないようです。
決勝レースでこれを使うのは初めてなので、ライフがどれくらいあるかなど、有意義なデータを採ることができればと思います。」