2021年のスーパーGTと全日本スーパーフォーミュラ選手権を振り返り、autosport web読者のみなさまの選ぶベストレースを共有したいとの想いから始まった投票企画。年末の投票受付開始から非常に多くの方が投票&コメントにご協力してくださいました。ありがとうございます。
今回はスーパーGTとスーパーフォーミュラベストレース“トップ3”の結果を発表したいと思います。2021年の国内トップレースのなかで読者のみなさまの印象に残ったのはどのレースだったのでしょうか。
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■autosport web読者が選ぶ2021年スーパーフォーミュラベストレース
第3位:第3戦オートポリス
まずスーパーフォーミュラ編の第3位には、ウエットコンディションのなかで行われた第3戦オートポリスがランクインです。悪天候の予選と決勝でジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)というニューヒーローが誕生しましたが、コメントでも彼の活躍を称賛する声が多かったです
コメント
・大雨の予選、決勝の両日で中嶋一貴選手の代役参戦をしていたジュリアーノ・アレジ選手がポール・トゥ・ウインで完璧な週末を決めてみせたから。
・レースは短かったが、ポールポジションスタートのジュリアーノ・アレジ選手が雨のなか守りきったのはとても胸を響かせてくれたから。
・あんなに悪天候のなか、プロドライバーがオートポリスの1コーナーを4ワイド、3ワイドで抜けていき、こんな悪天候でもバトルができる、プロドライバーのすごさを改めて感じたレースだからです。
■2021年スーパーフォーミュラ第3戦オートポリスハイライト
■第3戦オートポリスのまとめはこちら
第2位:第6戦ツインリンクもてぎ
第2位には、ツインリンクもてぎでの連戦となった第6戦がランクインです。このレースではウエット~ドライに路面コンディションが変化する難しい状況で、ルーキーの大津弘樹(Red Bull MUGEN Team Goh)が初優勝を挙げ、野尻智紀(TEAM MUGEN)が自身初のドライバーズチャンピオンを獲得しています。
コメント
・ウエットから刻々と路面状況が変化するなか、ルーキーの大津選手が見事な走りでポール・トゥ・ウインを飾ったため。このレースでの勝利がルーキー・オブ・ザ・イヤーに繋がったと思います。
・雨絡みの激しい予選。大津、阪口、牧野という新世代3人の表彰台。そして野尻の戴冠。
・予選から魅せてくれた#15大津の走りにしびれた!
■2021年スーパーフォーミュラ第6戦ツインリンクもてぎハイライト
■第6戦ツインリンクもてぎのまとめはこちら
第1位:第7戦鈴鹿サーキット
そしてautosport web読者が選ぶ2021年スーパーフォーミュラベストレース第1位に輝いたのは、最終戦として開催された第7戦鈴鹿サーキットとなりました。予選では松下信治(B-Max Racing Team)がスーパーフォーミュラで自身初ポールポジションを獲得し、決勝では福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が鈴鹿制覇を成し遂げました。
コメント
・とにかく野尻vs大湯の攻防が凄すぎた。このレベルの争いが常に行われれば世界からも注目されると思う。
・松下信治、初ポールポジション。シーズン開幕に参戦できなかった松下が、最後でポールポジションは胸を打った。初優勝は来年にお預けになったが、今年のハイライトだと思う。
・見所はIMPULと無限のチームタイトル争い。関口選手の気迫のアウトラップの攻防とピットタイム最速を記録したIMPULクルーのふたつが完璧に合わさって獲得した、まさにチームタイトルの名に相応しいレース。
・終盤、チームタイトルを獲得するためアウトラップの関口選手が大津選手を守り抜いたところ。声上げて応援しました。