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スーパーフォーミュラニュース

投稿日: 2015.05.28 00:00
更新日: 2018.02.17 08:20

TEAM無限、SF第2戦は4位でポイント獲得


2015 Race Report TEAM無限

シリーズ名:2015全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズ第2戦
大会名:2015全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズ第2戦 岡山国際サーキット

距離:3.703km×68周(251.8041km)
予選:5月23日(土)晴れ・観衆:4,000人(主催者発表)
決勝:5月24日(日)晴れ・観衆:7,000人(主催者発表)

TEAM無限 4位入賞を果たし、選手権ポイントを重ねる。

5月23日(土)~24日(日)、岡山県の岡山国際サーキットで2015年全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズ第2戦が開催された。

 岡山国際サーキットで国内トップフォーミュラの公式戦が開催されるのは7年ぶりのこと。当時、排気量3,000cc自然吸気V型8気筒エンジンを搭載したフォーミュラ・ニッポンのコースレコードは1分15秒808であった。現代の規格に基づいて開発された排気量2リッター直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載したスーパーフォーミュラは、すでに開幕前に同じ岡山国際サーキットで行われた合同テストで、このコースレコードを破る速さを見せていた。

 なお、燃料瞬間流量リストリクターは、前回の95kg/hから今回は90kg/hへと絞られている。決勝レース中に用いることができるオーバーテイクシステム(OTS)を働かせると20秒間にわたって流量制限は90kg/hから100kg/hに増えパワーアップする。このシステムはレース中、5回用いることができる。

5月23日(土)
■フリー走行 1回目
#16 山本 3位 1分14秒047
 前回のレースで#16山本選手は、ポールポジションからスタートし決勝でも上位を快走しながらレース終盤ターボ系のトラブルに見舞われてレースを終えてしまった。今回岡山国際サーキットに持ちこまれたHR-414Eは、制御系を見直し信頼性を高める改良を受けた仕様である。

 23日土曜日9時30分から1時間にわたり、ドライ路面でフリー走行が行われた。#16山本選手は、持ち込みユーズドタイヤを装着してコースインしたが、数周のうちに各車とも、これまで残っていた国内トップフォーミュラ(フォーミュラ・ニッポン)のコースレコードである1分15秒808をはるかに上回るラップタイムで走り始めた。#16 山本選手も、そのうちの一人である。

 セッション終了20分前頃から各車ピットへ戻り、公式予選に向けたタイムアタックのシミュレーションに入った。#16 山本選手は、トップから0秒056遅れの3番手でフリー走行セッションを終えた。

■公式予選
#16 山本(Q1:1位 1分13秒104R Q2:2位 1分13秒109R Q3:3位 1分12秒695R)
 3回のセッションにわたるノックアウト方式の公式予選は午後1時40分から20分にわたってドライコンディションで行われた。午前中のデータを基に、予選用セッティングを施したマシンに乗った#16 山本選手は、前半はタイムアタックのシミュレーションを行いながらコンスタントに周回を重ね、8番手で一旦ピットへ帰ってきた。

 セッション残り7分となったところでタイムアタックのため各車コースイン、#16 山本選手は最後尾近くに自分のポジションを取ってタイムアタックのためのウォームアップに入った。#16 山本選手はセッション終了を告げるチェッカーフラッグが提示された直後にコントロールラインを通過、1分13秒104を記録してトップに立ち、Q2進出を決めた。#16 山本選手のタイムは午前中に行われたフリー走行で記録されたコースレコードを上回るタイムだった。

 午後2時10分から7分間のQ2が始まった。ところが各車コースインしてタイヤを温めタイムアタックに入ったタイミングで、1台の車両がコース上に停止したため、セッション開始5分35秒時点で赤旗が提示された。#16 山本選手はタイムアタックを中断してピットに帰還した。

 セッションは午後2時24分から残り2分30秒として再開された。計算上、1周でタイヤをウォームアップしタイムアタックに入らなければならないが、#16 山本選手は1分13秒109を記録し、2番手でQ3に進出した。

 予定より10分遅れの午後2時37分、Q3が始まった。インターバルに、#16 山本選手はコースコンディションの変化に合わせてセッティングを微調整し、タイムアタックのポジションを調整してコースオープンから1分30秒置いてコースイン、ウォームアップを開始した。そしてタイムアタックを行った結果、セッティング変更は必ずしも思い通りの結果にはつながらなかったものの、さらにコースレコードを更新する1分12秒695を記録し、3番手でQ3を終えた。