投稿日: 2023.11.14 19:12
更新日: 2023.11.14 19:17
更新日: 2023.11.14 19:17
パドック裏話:インテルラゴス・サーキットのパドックに追加された大屋根の効果
Chris Medland
Translation:Kenji Mizugaki
F1ジャーナリストがお届けするF1の裏話。第21戦サンパウロGP編です。
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各国のグランプリレース開催地は、その中にいると、時としてどこもまったく同じに思えてしまう。ここで言う「中にいる」とは、つまりF1のパドックで働いているということである。
その理由は単純で、世界中のどこの国へ行っても、基本的に似たような空間で仕事をしているからだ。チームのガレージは作業がしやすいように、毎週末できるだけ同じレイアウトで設営される。そして、ガレージの裏手にはアスファルトを敷いた何もないスペースがあり、その反対側にチームのホスピタリティユニットが立ち並ぶ。
ヨーロッパのレースでは、チームが自前のモーターホームをサーキットに持ち込むので、このホスピタリティエリアの景観も毎回同じだ。だが、フライアウェイのイベントになると、チームは少なくともこの部分に関しては、訪問先ごとに用意されたものを使わざるをえない。