更新日: 2024.04.17 20:47
ARTA 2024スーパーGT第1戦岡山 予選レポート
第1戦岡山国際サーキット
■8号車 予選レポート
GT500 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
松下勢い余って4輪脱輪、でもマシンは絶好調なのでひとつでも上を狙う
2024年の開幕を迎えた岡山国際サーキット。例年より気温が高いが、天候も良く、絶好のレース観戦日和となった。今年のドライバーラインアップは、野尻智紀選手と松下信治選手。松下選手は他チームから移籍してきた、才能豊かな選手だ。今季デビューするCIVIC TYPE R-GTとともにチャンピオンを目指したい。
開幕前のテストでは、いろいろな試みを行い、最後のテストで行われた新方式の予選シミュレーションではトップタイムを記録。良い状態で開幕戦を迎えることになった。
さて、その新方式の予選だが、ノックアウトがなくなり、Q1、Q2の合算タイムにより予選の順位が決まることになった。また、タイヤは基本的に、Q1とQ2は同じタイヤを使わなくてはならない。
果たしてどのような結果になるか。Q1のアタッカーは松下信治選手。セッション終了間際にコントロールラインを通過しアタックへ入っていった。
午前のセッションを2番手で終えたので、当然のことながらトップを狙っていたが、勢いあまり最終コーナーで四輪脱輪してしまった。タイム自体は10番手のタイムを記録したが、タイム抹消となり、ピットからのレーススタートとなる。
明日は後方から追い上げるレースを展開したい。
●鈴木亜久里監督のコメント
「ノブは勢いがありすぎたね。抜くのが難しいこのサーキットで、後方からのスタートはもちろん厳しいけど、ノブの熱い気持ちが伝わってくる予選だった。去年のこのレースは、ほぼ最後尾から追い上げて表彰台を獲得できたから、諦めずに上を狙って行きます」
●土屋圭市エグゼクティブアドバイザーのコメント
「セクター2までは悪くても5-6番手以上という手応えがあったね。しかし、最終コーナーで4輪脱輪してしまったけど、あれは怒れないね。攻めたうえでの4輪脱輪は仕方ない。良く攻めたと思う」
●田中洋克チームディレクターのコメント
「午前中から調子が良かったので、予選は期待していました。セクター1、セクター2でとても良い走りをしてくれたのですが、セクター3で四輪脱輪してしまい、勿体なかったですね。明日はピットスタートになってしまいますが、追い上げられるように頑張ります」
●野尻智紀選手のコメント
「クルマは非常に良さそうで、テストからの状態を見ても一番の仕上がりだと思いますし、明確な改善も見られているので、そこはポジティブな点だと思っています。決勝は厳しい状況になってしまいましたが、それをポジティブに捉え、積極的なレースをして、次のレースに生かせるようなレースをしていきたいです。引き続き集中していきますし、場合によっては大きなチャンスも出てくると思いますので、諦めずに取り組んでいきます」
●松下信治選手のコメント
「クルマはすごく良くて、セクター1、セクター2は多分トップレベルのタイムを出せていたと思うのですが、マイクナイトコーナーでジャンプしてしまい、そこでは4輪脱輪していなかったのですが、その勢いで最終コーナーに入って行ってしまい、そこで四輪脱輪してタイム抹消となってしまいました。クルマの仕上がりは本当にトップレベルだと思いますし、明日の決勝へ向けても良い戦略があると思いますので、ピットスタートではありますが、何とか追い上げたいと思います」