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投稿日: 2024.06.04 00:03
更新日: 2024.06.04 00:04

TGR TEAM WedsSport BANDOH 2024スーパーGT第3戦鈴鹿 レースレポート


スーパーGT | TGR TEAM WedsSport BANDOH 2024スーパーGT第3戦鈴鹿 レースレポート

近年で一番苦戦した鈴鹿2024ラウンド3の予選、決勝

シリーズ名:2024 AUTOBACS SUPER GTシリーズ
大会名:2024 AUTOBACS SUPER GT Rd.3『SUZUKA GT 3Hours RACE』
レース距離:1周5.807km×91周(3時間)

6月1日(土)予選/天候:晴れ コース状況:ドライ
公式予選:GT500クラス12位:3’35.173(Q1/Q2合算)

 晴天の鈴鹿サーキットで行われる第3戦。前戦の富士に続いての3時間レース。富士での経験を生かし、今年の予選フォーマットに対応するべく、爆走を誓う。

 午前中の練習走行では混走、占有時間帯合計で29周周回し、ベストタイムが1’48.154と15番手のタイムとなった。早急にマシンをチェックすると、ドライバーが満足出来る車両ではなかったことが午前中の走行終了後にわかった。

 午後からの予選は、午前中から引き続き快晴の中、行われる事となった。気温/路面温度は26℃/45℃とまずまずのコンディションとなった。Q1のアタックドライバーは国本選手。

 静かなスタートとなったQ1。開始2分に3号車がピットアウトをしたのを皮切りに、各車コースに入るなか、19号車は残り6分を切ったあたりでコースインする。

 2周周回し、残り1分15秒でアタックラップに入る国本選手。戻ってきたタイムはフリー走行よりタイムは上がり1’48.018となったが、他車のタイムアップも大きく、Q1は15番手で終えた。

 Q1の結果は37号車が1’45.434と頭ひとつ飛び出てトップ。以下 8-17-16-38-100-64-24-14-3-12-23-36-39-19 となった。
※後に39号車の4輪脱輪のため、Q1アタックタイムが取り消されたため、19号車のQ1は14番手となった。

 Q2のアタックドライバーは阪口選手。やはり、ほとんどの車両がQ2開始直後にアタックに入らないなか、8分を切ったあたりからぼつぼつとコースイン。19号車も残り7分を切ったあたりでコースに入り、タイヤに熱を加えるべく周回を重ねていく。

 残り2分でアタックに入った阪口選手は19号車を1’47.155とQ2では10番手のタイムをだし、予選タイムである合算タイムで3:35.173となり、予選結果は12番手となりました。

 予選総合結果は、Q2で3位のタイムを出した37号車が合算タイムでトップとなり、以下16-14-8-18-3-23-1224-100-36-19-64-39ー(予選未達)ー17となりました。

 鈴鹿サーキットは、現時点でのコースレコードや去年の第3戦の優勝など、19号車には相性の良いサーキットであります。明日の決勝は表彰台のトップを目指して爆走をしていきます。天候等不安もありますが、チャンスはあると思うので期待してください。皆様の応援、よろしくお願いいたします。

WedsSport ADVAN GR Supra
2024スーパーGT第3戦鈴鹿 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)

6月2日(日)天候:曇り コース状況:ドライ
決勝:GT500クラス12位

 今季2回目の3時間のタイムレースとなったRound.3 SUZUKA。2回の給油義務が発生する長いレースとなるが、富士での経験を生かし、何処まで上位に食い込めるか。鈴鹿サーキットは、去年の第3戦で優勝した19号車にとっては相性の良いサーキット。3時間もの爆走の先には何が見えるのか天候がどうなるのか? 朝から不安の中、決勝日が始まった。

 正午から行われたウォームアップ走行だったが雨が振り出し、ウエットタイヤの確認を決勝に向けてのチェック走行に終始し、6周のみ走行し、タイムは2’00.367となった。

 雨は止みグリッドへマシンは向かった。スタート前には日差しが差し込み、路面は乾きつつある。レース途中で降雨の予報が出ている中、3時間の戦略を立てていくかが勝利への鍵を握る事になるだろう。

 スターティングドライバーは国本選手。12番手からのスタートとなる。午後1時半に三重県警の白バイ・パトカーによるパレードラン(1周)の後、フォーメーションラップを1周して、3時間後のゴールを目指し、のレースの火ぶたが切られた。

 オープニングラップは各車目立った順位変動はなく、19号車も12位のままメインストレートを通過。上位から3〜4台ずつの集団で集団毎にすこし間隔をあけての周回となる。19 号車は、10位の100号車を先頭とした第四グループに付いていく形となるが、7周目あたりから追いついた300クラスと混雑も有り、前の36号車とは少しずつ離されていく。

 16周目で19号車は単独の12位。前の36号車との差は約7秒。後ろからはじわりと64、17号車が迫ってくる。20周目あたりから、コースの所々で雨粒が降り出しているが、まだ路面を濡らしているほどでもないが、周りはだんだんと暗くなってきている。

 22周目で38号車が早めのピットインを行い、19号車は順位をひとつ上げたが、23周目に17号車にパスされて、順位を12位に落とす。ほどなく、24周目に19号車は早めのピットイン。フルサービスを行い、ドライバーを国本選手のまま。暫定14位にてコース復帰をする。

 開始1時間でコース全体が明るくなってきて太陽が出てきている。500クラスが全車1回目のピットインに入り、順位が変動してくる。30周目には39号車がピットに入り、19号車は暫定13位。全車1回目のピットを終了した37周目の19号車の順位は12位。

 40周目に後ろから17号車が襲いかかり、S字終盤でパスされて順位をひとつ落とす。40周目のシケインで23号車が前の38号車に追突。38号車の後部が破損し、シケインからメインストレートにパーツが散乱した為、42周目にFCYが入る。また、38号車はピットに入ったため、19号車の順位はひとつ上がり12位。43周目にレースが再開される。

 46周目に8号車がトラブルによりペースダウン、そのままピットに入ったため、19号車はさらにひとつ順位を上げる。51周目に、40周目の接触に伴うドライブスルーペナルティで23号車がペナルティ消化のため、19号車と順位を入れ替えることとなり、19号車は10位となる。

 52周目に300クラスの車両がヘアピン先で止まったため、FCYが提示される。53周目にレースが再開されると、前とは30秒以上の間隔にて10位の一人旅となる。残り1時間5分、57周目で2度目のピットインに入り、フルサービスのうえ、ドライバーを阪口選手に交代、暫定12位にてコース復帰する。

 各車、セカンドドライバーとの交代義務のレース、2/3を上回らないようにするために、残り1時間を切る前にピットが慌ただしくなり、順位も目まぐるしく変わる。全車2回目のピットを終えた66周目、19号車は10位となる。

 残り40分を切った71周目の19号車はトップとの差が1分40秒あまり、しかし、後ろの23号車との差が2秒を切ると、72周目に23号車にパスされて11位に順位を落としてしまった。

 その後、19号車のペースが上がらず、前の23号車との差は広がっていき、単独で11位を走行することとなるも、終盤、39号車にパスされて12位となったが、3時間の長丁場を無事に完走いたしました。

 レースはポールスタートの37号車、そして後ろから追い上げてきた14号車が3位以下を引き離してトップ争いのまま、2回目のピット戦略で一時14号車がトップに躍り出るも、ペナルティで後退。再び37号車がトップに返り咲くと、2位との差を10秒以上放し、ポールトゥウィンで優勝となりました。

 2位はペナルティをモノともせずに追い上げた14号車となった。以下、16-12-36-17-100-3-24-23-39-19-64ー(以上完走)-8-38となりました。

決勝コメント
坂東正敬監督

「予選は持ち込みセットも外してしまいました。決勝は路面温度がもう少し上がると読んでいました。ドライバーには辛い状況を作ってしまい申し訳ないです。路面や気温が昨年とはかなり違いコンディションが違うとこんなに違うのか? と正直驚いています。ピックアップが取れずかなり苦戦しました。まだまだ全員が成長しないといけません。申し訳ありませんでした」

「次戦の富士まで2カ月あまり。その間に2回のテストがあるのど今回の結果を糧にして、表彰台を目標に爆走していきます。皆さまの応援、誠にありがとうございました。悔しいときこそ、腐らない。負けて腐らないように今からできることをやりたいと思います」

国本雄資選手

「とても厳しい課題の残る週末になりました。予選Q1では車が予期せぬ動きで大きくミスしてしまい、タイムを失いました。とても悔しい予選となりました」

「決勝はグリップがかなり低く、全体的にペースが悪くて戦うことができなかったです。持ち込んだタイヤやクルマのセットアップを見直す必要を感じました。Rd.4までに時間があるので、前半戦の課題をクリアにして強くなって戻ってこれるように準備していきます」

阪口晴南選手

「結果は予選12位決勝12位でした。去年調子の良かった鈴鹿で今シーズンの不調を払拭したいラウンドになりましたが、まったくペースがありませんでした。例年より路面温度が低く、そこに合うタイヤがありませんでした」

「今シーズンルール変更などでかなり厳しいレースを強いられていますが来週またテストがあるので良いのを見つけシーズン後半に繋げていきたいと思います。応援ありがとうございました」

 次戦は8月3〜4日富士スピードウェイ。今回の結果を糧にして、表彰台を目標に爆走していきます。皆様の応援、誠にありがとうございました。

WedsSport ADVAN GR Supra
2024スーパーGT第3戦鈴鹿 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)


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