国内レース他 ニュース

投稿日: 2024.10.24 18:26
更新日: 2024.10.29 23:27

HFDP with B-Max/B-Max Racing Team 2024年FIA-F4第6大会オートポリス レースレポート


国内レース他 | HFDP with B-Max/B-Max Racing Team 2024年FIA-F4第6大会オートポリス レースレポート

HFDP with B-Max Racing Team レースレポート

野村選⼿が今季3勝⽬を飾り、ランキングトップに

 HFDP with B-Max Racing Team(チーム代表 宮⽥雅史)は、10⽉20⽇にオートポリスで⾏われたFIA-F4選⼿権(チャンピオンクラス)第12戦に参戦し、野村勇⽃選⼿がポールポジションから優勝し、ランキングでもトップに⽴ちました。洞地遼⼤選⼿は4位フィニッシュを果たし、4戦を残してランキング1、2位の座を守っています。

 前回のSUGO ⼤会と同様に、今⼤会も悪天候に⾒舞われ、⼟曜⽇は予定がすべてキャンセルとなってしまいました。これにより、第11戦は中⽌となり、天候の回復した⽇曜⽇に第12戦のみが⾏われました。

■第12戦予選(決勝グリッド決定)

 ⼟曜⽇に予選が⾏われなかったことで、⾦曜⽇の練習⾛⾏のタイムにより決勝グリッドが決定されることになりました。⽊、⾦曜⽇の練習⾛⾏では、野村選⼿が好調で、両⽇ともトップタイムをマーク。洞地選⼿は、⽊曜⽇6番⼿とやや出遅れた感がありましたが、⾦曜⽇にはクルマもドライビングも修正して3番⼿につけました。

 調⼦が良かっただけに、予選を⾛りたかったという思いはありますが、野村選⼿がポールポジション、洞地選⼿が3番⼿と、悪天候に苦しんだSUGO ⼤会から挽回を図るには、⼗分な好位置からのスタートとなりました。

■第12戦決勝(10⽉20⽇(⽇)午前9時25分〜 13周)

 コースが乾ききっていなかったため、セーフティカー(SC)の先導でレースがスタート。3周終了時にSCランが解除されました。先頭の野村選⼿はトップを守り、レースをリードしましたが、3位の洞地選⼿は5周⽬のジェットコースターストレート先の右コーナーで膨らんでしまい、4位にドロップしてしまいました。

 6周⽬以降、野村選⼿は2位の佐野選⼿にプレッシャーをかけ続けられますが、「ミスさえしなければ抜かれることはない」と冷静に対応し、13 周を⾛りきって今季3勝⽬のチェッカーを受けました。洞地選⼿は、最後まで3位の新原選⼿を追いましたが、前に出ることは叶わず4位でフィニッシュしました。

 今⼤会を終えて、野村選⼿はシリーズポイントを118pと伸ばし、洞地選⼿(107p)を逆転してランキングトップに躍り出ました。チームランキングは141pで、2位(100p)を⼤きく引き離しています。

野村勇斗(HFDP with B-Max Racing)
2024年FIA-F4第6大会オートポリス 野村勇斗(HFDP with B-Max Racing)

■チーム監督 武藤英紀コメント

「天候が⽬まぐるしく変わり、難しいコンディションの週末になりましたが、野村選⼿は練習⾛⾏から好調で、レースもポールから⼿堅く優勝できました。洞地選⼿はミスがありましたが、これも経験ですし、4位で留まることができたので、チームとしてはSUGO⼤会で離れかけた流れを引き戻すことができたと思います」

「残りは4戦になりましたが、野村選⼿は常に安定していますし、洞地選⼿は少し波がありますが速さに磨きがかかってきていますので、競り合いながら成⻑してほしいと思います。特に最終⼤会となるホームコースの鈴⿅では、ふたりの勝負を楽しみにしています」

■50号⾞ドライバー 野村勇⽃選⼿コメント

「朝は霧が出ていましたが、レースが開催されて良かったです。今週は調⼦が良かったので、できればもう1レース⾛りたかったという思いはありますが、今⽇の1戦に集中して結果を出すことができ、内容も2位が迫るなかで冷静にコントロールすることができました」

「この優勝で、前回のSUGO で沈んでしまった波を戻すことができたのは、⼤きかったと思います。とはいえ、上位の選⼿の速さは拮抗していますので、気を抜くことなく、次のもてぎ⼤会に向けてしっかり準備して、残り4戦全勝したいと思います」

武藤英紀監督/野村勇斗/佐藤琢磨(HFDP with B-Max Racing)
2024年FIA-F4第6大会オートポリス 武藤英紀監督/野村勇斗/佐藤琢磨(HFDP with B-Max Racing)

■51号⾞ドライバー 洞池遼⼤選⼿コメント

「練習⾛⾏では調⼦は上向きでしたが、今⽇は急に温度が下がったので、そのコンディションにクルマを合わせきれずに、ペースを上げることができませんでした。ジェットコースター先でのミスは、クルマなりの⾛りをすべきところを、アジャストしきれずにオーバーランしてしまったという感じです」

「ランキングは2位になりましたが、もてぎではポイントで離されないように粘って、最後の鈴⿅は野村選⼿との⼀騎討ちに持ち込み、逆転でチャンピオンを⼿にしたいと思います」

B-Max Racing Team レースレポート

DRAGON選⼿が優勝、今⽥選⼿3位でランキング1、2位を守る

 B-Max Racing Team(チーム総代表 組⽥⿓司)は、10⽉20⽇にオートポリスで⾏われたFIA-F4選⼿権(インディペンデントクラス)第12戦に参戦し、DRAGON選⼿が優勝、今⽥信宏選⼿が3位に⼊り、揃って表彰台に上りました。

 ドライバーズランキングでは、依然ふたりが1、2位を守っています。ここ2⼤会は天候に恵まれず、延期やセーフティカー先導のレースとなっていますが、今⼤会も⼟曜⽇は悪天候に⾒舞われ、予選と第11戦の決勝が中⽌になるという異例の事態になりました。それでも、⽇曜⽇は天候も回復し、両選⼿は第12戦に集中して臨みました。

■第12戦予選(決勝グリッド決定)

 予選が中⽌になってしまったため、決勝のグリッドは、⾦曜⽇の練習⾛⾏の順位で決定されることになりました。悪天候で予選が中⽌されることを想定していたというDRAGON選⼿が、⾦曜⽇にトップタイムをマークしており、ポールポジションを獲得。⾞両にトラブルを抱え、その解消に時間を要してしまった今⽥選⼿は、5番グリッドからのスタートとなりました。

■第12戦決勝(10⽉20⽇(⽇)午前9時25分〜 13周)

 路⾯が少し濡れていたため、セーフティカー(SC)先導でのスタートとなりましたが、4番グリッドのKENTARO選⼿がトラブルで動けず、3番グリッドの⿃⽻選⼿もタイヤを温めようとしてスピン。今⽥選⼿は労せずして3位にポジションアップしました。

 SCランが解除されるとポールスタートのDRAGON選⼿、2位のAREX選⼿、今⽥選⼿が約1秒の等間隔で周回を重ね、レースは膠着状態となりました。このままフィニッシュかと思われた最終ラップ。⻩旗提⽰区間でDRAGON選⼿の前にラップダウンの⾞両が現れ、3台の差が⼀気に縮まりました。

 最後は3台がゴールになだれ込み、わずか0.17秒差でDRAGON選⼿が逃げ切るという、思わぬ展開になりました。今⼤会を終えてのランキングは、3勝⽬を飾ったDRAGON選⼿が131pで抜け出し、今⽥選⼿(120.5p)が追うかたちになりました。3位のKENTARO選⼿がノーポイントに終わったため、4戦を残してふたりの⼀騎討ちの様相を呈してきました。

DRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)
2024年FIA-F4第6大会オートポリス DRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)

■30号⾞ドライバー DRAGON選⼿コメント

「⼟曜⽇の予選がキャンセルになる可能性はあると思っていましたので、練習⾛⾏では絶対にトップを取ると気合いを⼊れて⾛りました。それは思惑どおりにいきましたが、第11戦の決勝がキャンセルになるとは思っていませんでした。⾬ならポールスタートは有利ですので、やってほしかったというのが本⾳です」

「最終ラップは思わぬかたちで差を詰められてしまい焦りましたが、勝つことができて良かったです。ただ、今回もしっかり表彰台に上った今⽥選⼿が、⻁視眈々と逆転を狙っていますので、残り4戦も気を抜かずにいきたいと思います」

■44号⾞ドライバー 今⽥信宏選⼿コメント

「決勝では労せずして3位に上がりましたが、そもそも5番グリッドが予定外でした。実は、練習⾛⾏で⽊曜からクルマにマイナートラブルが発⽣し、その解消に時間がかかって出遅れてしまい、⾦曜⽇も100パーセントの状態でのアタックはできませんでした」

「ただ、そういう不運もありましたが、決勝は運良く順位を上げることができましたので、差し引きして考えれば、3位は上々の結果だと思います。ポイントではDRAGON選⼿と少し差がつきましたが、すぐに追いつきますので、⼼配はしていません。残るレースも勝負を楽しみたいと思います」

DRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)
2024年FIA-F4第6大会オートポリス DRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)


関連のニュース