更新日: 2017.08.07 19:05
LEXUS TEAM SARD 2017スーパーGT富士第5戦富士 レースレポート
DENSO KOBELCO SARD LC500
第5戦富士、10位フィニッシュで執念の1ポイント獲得
スーパーGT第5戦富士レポート
2017 スーパーGT第5戦「FUJI GT 300km RACE」(8/5~6)
富士スピードウェイ(1周4.563km)
入場者数:予選2万1600名、決勝3万3500名 合計5万5100名
8月6日(日)SUPER GT第5戦「FUJI GT 300km RACE」の決勝が行われ、9番グリッドから一意専心にランキング首位奪回を目指していったDENSO KOBELCO SARD LC500は、スタートを担当したヘイキがウエイトハンデ重量が重くて厳しいなかでも中団を追走して粘りの走りを見せる。
争っていた集団の車両がピットインを行うと1周後にピットインするオーバーカットでピット作業争いに勝負を懸け、ヘイキのインラップの速さとピット作業の速さで平手を送り出すと、ここで一気に3台を抜かし、平手もアウトラップで追いすがるライバル勢を引き離していくピット戦略で順位を上げた。
だがその後ペースが上がっていかずにWHが軽い車両の後塵を拝する状況に。軽い車両に食らい付いて行くもオーバーテイクに至らず、さらに軽い車両に抜かれ11位と苦しい展開。
だが諦めない平手はプッシュを続けて52周目には10位に何とか浮上。ペースが落ちてきた上位車両集団にふたたび追い付いたが後一歩のところで惜しくもチェッカー。厳しい展開のレースで10位フィニッシュをもぎ取り執念の1ポイント獲得となった。
ドライバーポイントは1点獲得(計36点)しランキング7位、チームポイントでは4点を獲得(計49点)しランキング6位となった。タイトル争い生き残りを懸けた正念場となる次の第6戦は、8月26日(土)~27日(日)に鈴鹿サーキットで行われる。
公式練習走行
前回第4戦SUGOでは熾烈な戦いを制して待望の今季初勝利を飾り、シリーズランキング4位に浮上したDENSO KOBELCO SARD LC500。シリーズ後半戦の初戦、真夏の3連戦第2幕となる第5戦は富士スピードウェイが舞台。
今季2回目の開催で、公式予選はノックアウト方式(Q1、Q2)で、決勝は約2時間の300kmで争われ、ピットストップは1回。ウエイトハンディは現獲得ポイントの倍の数値となる70kg。
このウエイトハンディであるが燃料リストリクターが2段階絞られ、実際搭載するウエイト重量は36kgとなる。前回SUGOからは重量が6kg増しであるが燃料が2段階絞られることで富士特有のストレートスピードの落ちは免れない条件でのレース。
5月に当地で行われた第2戦では2位を走行しながらも接触で7位フィニッシュと辛酸なめる結果に。その富士でその時の借りを返して、チャンピオンシップ争いの流れを一気に手元に引き寄せたいところ。
シーズンを通じては運に左右されるも、デフェンディングチャンピオンに相応しく、ここまで常に上位を争う良い戦い振りを見せているDENSO KOBELCO SARD LC500。