更新日: 2016.11.07 01:08
TOYOTA GAZOO Racing WEC第8戦上海 決勝レポート
2016年11月6日(日)
トヨタ自動車株式会社
モータースポーツマーケティング部
WEC第8戦 上海6時間 決勝
TOYOTA GAZOO Racing
#6号車が2位、#5号車3位でダブル表彰台獲得
11月6日(日)中国の上海国際サーキットで、FIA世界耐久選手権(WEC)第8戦上海6時間レースの決勝が行われ、TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDが2位、3位表彰台を獲得した。
TS050 HYBRID #5号車:(中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
決勝: 3位、195周、ピットストップ6回、スターティンググリッド:2番手、最速ラップ(1分46秒791)
TS050 HYBRID #6号車:(小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
決勝: 2位、195周、ピットストップ7回、スターティンググリッド:4番手、最速ラップ(1分46秒822)
夕方午後5時過ぎ、夕やみ迫る上海国際サーキットの一角が煌々(こう々)とした灯りに照らし出された。上海6時間レースの勝者を讃える表彰台。中央にポルシェのドライバーを挟んで、2位、3位の栄えあるポジションを独占したのはTOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDを操った6人のドライバー達だ。2位に入ったのは#6号車、3位に#5号車。6時間を通してポルシェと激しい戦いを展開した結果、獲得した栄冠だ。
このレースでは2位に入った#6号車の速さが際だっていた。実は#6号車はマイク・コンウェイのドライブ中、2度にわたってパンクという不運に見舞われた。にもかかわらず2位を手に入れることができたのは、クルマ自体のスピードと、見事なピットワークだったと言えるだろう。
4戦連続の表彰台となる2位に入ったことで#6号車のドライバー達は逆転ドライバーズタイトルへの望みを繋いだ。首位のポルシェ#2号車のドライバー達との差は17点に縮まり、その結果、タイトル争いは2週間後に行われる最終戦バーレーンに持ち越されることとなった。
#5号車にとればこの上海のレースが今シーズン初の表彰台だった。この結果、TOYOTA GAZOO Racingはマニュファクチャラーズ選手権でも2位獲得の可能性を最終戦に残すことになった。バーレーン戦を前にアウディに15点差に迫っており、バーレーンで2台が最多得点を挙げれば44点を獲得できる。