更新日: 2017.02.27 18:44
スパイからの手紙/常勝が仇に?F1活動の継続を再考予定のメルセデス
事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けたスパイが独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
メルセデスのF1活動:2020年末で撤退?の噂
すでに報じられているように、メルセデスがトト・ウォルフ、ニキ・ラウダとの契約延長を発表した。彼らは2020年末まで、同社のF1チームの運営に携わることになる。つまり、現在のいわゆるコンコルド協定が終了するまで、ということだ。
メルセデスは、バーニー・エクレストンと2020年シーズン終了まで参戦を続ける契約を結んでいるが、さらに長期にわたってF1に関与する場合のコストとメリットのバランスについて、今年から来年にかけての2年間で再評価するつもりだという。実際、「勝ちすぎる」ことがブランドイメージに悪影響を及ぼす可能性もないとは言えず、彼らが今後3年間で考えるべきことは多いだろう。
一方、すでにウォルフの頭のなかには「プランB」があるようだ。メルセデスが撤退を決めた場合には、彼と関係が深く、F1の技術開発にも関わっているDTMチームのHWAを使ってメルセデスのエントリーを引き継ぎ、2021年からインデペンデントチームとしてグランプリレースに参戦するというものだ。
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