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投稿日: 2017.06.12 13:06

ヤマハ MotoGP第7戦カタルーニャGP レースレポート


MotoGP | ヤマハ MotoGP第7戦カタルーニャGP レースレポート

Monster Yamaha Tech3

J・ザルコ選手談(5位)
「結果に大満足、同時にとっても疲れました。この暑さのなかですので、体力的な厳しさは誰もが同じだったと思います。路面グリップが不十分で、タイヤもグリップ感が落ちてきてしまいましたが、僕にとっては大した問題ではありません」

「このような状況のとき、ライバルたちよりもフィーリングがいいみたいなんです。グリッド14番手からのスタートだったので、どんどん攻めていかなければなりませんでしたが、レース序盤は大勢が競り合い、接触もあって大混乱。それでもトップグループのペースがそれほど上がっていなかったので、必ず追いつけると考えていたんです」

「ところが、レース中盤になっても、上位がそれほど速くなっていないにもかかわらず、僕も同じようなペースだったため、十分に追いつけませんでした。終盤ではペトルッチが転倒し、ロレンソが僕を抜いて差を広げていき、ジョナスが僕の目の前にいました」

「彼が苦戦しているのがわかったので、僕は気持ちを集中してラインをキープし、最終ラップで仕掛けていったんです。その結果、こうして5位を獲得することができました。難しいウイークでしたが、最後に好成績を得られたことが今後に向けて大きなモチベーションになります」

J・フォルガー選手談(6位)
「非常にタフなウイークエンドでした。でもそのなかで、これまでの数戦よりもずっと大きく前進することができたと思います。これまでの僕らに足りなかった予選とレース序盤で力を発揮できたことが大きな収穫です」

「このふたつを改善することで大幅に順位が上がり、好成績を獲得することができたのです。でも最終ラップでヨハンに抜かれてしまったのは残念です! 始めからずっと僕のほうがリードしていて、彼を封じ込めたつもりでいたのに最後につかまってしまったんですから……」

「いずれにしろ、前進し、進化したことは間違いないので、僕をここまで引き上げるためにがんばってくれたチームのみんなに感謝しています。彼らはいつも”必ずできる”と言ってくれるんです。そして今日はその通りになりました」

ジョナス・フォルガー(ヤマハ)
ジョナス・フォルガー(ヤマハ)

H・ポンシャラル、チーム・マネジャー談
「非常に素晴らしく、激しく、厳しいウイークでした。誰もが苦しみましたが、われわれは最後に好結果を導き出すことができ満足しています。気温が高く、グリップが足りず、多くの不安要素が残っていたにもかかわらず、ふたりのライダーが素晴らしい仕事をしてくれました」

「ジョナスはウイークを通じて常にヤマハ勢トップの座をキープ。決勝でも好スタートを決めてトップグループに加わり、中盤までそのポジションを維持して、自信を持って気持ちよく乗れているように見えました。最後に少し遅れてしまったものの、それまでの活躍は強く印象に残っており、大いに評価できます。一方のヨハンも、驚異的なペースで走り、前のライダーとの差をじりじりと詰めていきました」

「彼は常にファイターであり、今日も、指に小さなひびが入った状態で果敢に攻め続けていました。そして最終的には、チームメイトのふたりがコンマ数秒差で次々にゴールするという、われわれにとってはまさに夢のようなシナリオが現実になったのです。チャンピオンシップでは、ヨハンがロッシに8ポイント差まで迫っています」

「ジョナスは持ち前の速さをようやく結果に結びつけることができましたが、ここが最終地点ではなく、これからもっとわれわれを驚かせてくれるでしょう。ふたりのライダーを心から誇りに思っています。明日はテストを予定しており、そのなかでいくつか解決策を見つけ出して次のオランダGPに備えたいですね」


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