SBK第10戦ドイツ決勝レース1：デイビスが今季5勝目

　ウエットコンディションのスーパーポールを奪ったのはチャズ・デイビス（Aruba.it レーシング-ドゥカティ）。トム・サイクス（カワサキレーシングチーム）、ニッキー・ヘイデン（ホンダ・ワールドスーパーバイクチーム）がフロントロウを獲得。初日にトップに立って話題を集めたロレンツォ・サバドーリ（イオダレーシングチーム）は4番手にマシンを並べる。

　ドライコンディションで迎えたレース１。デイビスが好スタートを切ってレースをリード。サイクス、ジョナサン・レイ（カワサキレーシングチーム）とカワサキコンビが追いかける展開。デイビスはオープニングラップから快調に飛ばしてみるみる後続を引きし、2周目にはサイクスに2分のアドバンテージを築く。一方、サイクスとレイの2位争いにはサバドーリが参戦。三つどもえの争いとなる。

　8周目。レイがハイサイドを食らってまさかの転倒。コース復帰を果たしたものの、大きく順位を落としたあげく、ピットに戻ってしまう。同じ周にサバトーリも転倒と波乱の展開。

　その間にデイビスはさらにアドバンテージを広げてトップ独走。サイクスも2番手単独走行。レイとサバトーリがいなくなったことでヘイデンが表彰台圏内に浮上。ヘイデンも後続に2秒ほどのアドバンテージを築き、トップ3台はそれぞれ単独走行。

　デイビスは最後までハイペースで周回。10秒以上の大差をつけて今季5勝目を獲得。レース終盤ヘイデンに1秒差まで迫られたサイクスが2位の座を守りきり、ヘイデンは3位フィニッシュと、予選と同じ順番で表彰台に並んだ。

SBK第10戦ドイツ決勝レース1結果