クルマ ニュース

投稿日: 2017.10.27 14:03
更新日: 2017.10.27 14:04

スバルの最新情報に触れるテックツアーに参加。クルマはもちろん、ボーイングの体感試乗も


クルマ | スバルの最新情報に触れるテックツアーに参加。クルマはもちろん、ボーイングの体感試乗も

 そして、最後は『美深試験場』の見学とその詳細説明が行われた。スバルでは1977年から美深町内にて冬季の試験を行なっていたが、その関係もあり95年に当地に試験場を開設。すでに高い能力を有する運転支援システムに、さらに磨きをかけるため試験場内に『高度運転支援技術テストコース』を新設し、今年11月から運用を行うことになった。

『美深試験場』に設けられた市街地路を想定したコース
『美深試験場』に設けられた市街地路を想定したコース

 スバルの高度運転支援技術は全世界で仕様が統一されているため、各国の交通事情を踏まえたテストが必要となるが、日本ではあまり目にすることがない4車線の道路やコンクリート舗装路、ヨーロッパを中心に普及するラウンドアバウト(環状交差点)なども完備され、より実情に沿った開発が行えることになったとのこと。

 スバルでは三年後、アイサイトにGPSやレーダーなどのデバイスを追加することによって、自動車線変更機能も実現させるという。

 自動運転が叫ばれて久しく、そこに向け邁進する自動車業界。レースやクルマを操ることが大好きな人たちは「今後、どうなっちゃうの?」といった漠然とした不安感を持つしかなかったが、今回のテックツアーでは、タクシーライド型ではない自動運転の未来像をかなり分かりやすく明示してくれていた。


関連のニュース