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投稿日: 2024.07.03 17:41
更新日: 2024.09.09 13:27

齋藤太吾がD1GP筑波大会を連勝。開幕戦から4戦連続ファイナル進出でランキングトップを守る


ドリフト | 齋藤太吾がD1GP筑波大会を連勝。開幕戦から4戦連続ファイナル進出でランキングトップを守る

 連続開催となる日曜日の第4戦は、今にも雨が降り出しそうな曇天だったが終日ドライのまま。齋藤は単走で2位通過と引き続き好調。その上をいく走りで会場を沸かせたのが、第2戦ウイナーの日比野哲也(SHIBATA RACING TEAM)だ。前戦はウエットでの強さを見せたが、ドライ路面でもキレキレの走りで存在感をアピールしていた。

 今期絶好調の両者はその勢いのままトーナメントラダーを駆け上がる。日比野は準決勝でシリーズ3回制覇、優勝18回の最多勝記録を持つ川畑真人(TEAM TOYO TIRES DRIFT)に勝利して決勝進出を決めた。

 一方の齋藤は準決勝でまたしても中村と対戦。「冷静にミスなく走ることだけ考えてたら、直樹の方がミスをしたようです」と齋藤が振り返るように、いつもなら後追いで接近ポイントを稼ぎつつ、同時にDOSSでも高得点をマークする中村の得点がどちらも伸びず。やり過ぎなかったとは言いつつも、後追い時に接近ポイントで中村より1ポイント多い11.3ポイントを稼いだ齋藤が勝利している。

齋藤太吾がD1GP筑波大会を連勝。開幕戦から4戦連続ファイナル進出でランキングトップを守る
これまで齋藤が攻め過ぎたクラッシュ決着が多かった中村との対戦だが、筑波ラウンドの2戦とも接触のないクリーンな対戦となった。

 決勝に勝ち進んだ単走1位の日比野と2位齋藤の対戦は、齋藤のマシントラブルで終わった第2戦決勝と同じカード。もしトラブルがなかったら? ウエットではなくドライで走れば? そんなタラレバの答えがハッキリするこの対戦は、筑波のスタンドを埋めた観客はもちろん、YouTubeでの無料配信の視聴者もワクワクしたことだろう。

「今日は自分でミス、自爆しなかったことに尽きると思う」と、齋藤は第4戦優勝を振り返る。つねに一線を越えないように冷静さを意識して、攻めるときと引くタイミングを使い分けたのだろう。これまでとひと味違う“大人の走り”に開眼した齋藤の通算勝利数は19回となり、ついに川畑を抜いて単独トップに躍り出た。

齋藤太吾がD1GP筑波大会を連勝。開幕戦から4戦連続ファイナル進出でランキングトップを守る
後追い時の接近ポイントの差がほぼそのまま総得点の差となった。やり過ぎずミスなく走ろうとした齋藤だが、本来の持ち味であるビタビタの追走スタイルが活きた勝利だった。

■次のページへ:齋藤の好調要因はマシンチェンジにもあり


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