更新日: 2016.05.14 21:13
全日本F3第3戦富士:緊迫のハイスピードバトルを佐々木が制す
全日本F3選手権は14日、富士スピードウェイで第3戦の決勝レースが行われ、各所で激しいバトルが展開される緊迫したレースを、3番手スタートだった佐々木大樹(B-MAX NDDP F3)が制した。
午前の予選に続き、14時10分にスタートした全日本F3の第3戦決勝レース。迎えたスタートでは、ポールポジションスタートのヤン・マーデンボロー(B-MAX NDDP F3)がリードするも、2番手スタートの坪井翔(ZENT TOM’S F314)が早めに仕掛けていく。しかし、マーデンボローは首位をキープ。逆に3番手につけていた佐々木が3周目の1コーナーで坪井をパスし、2番手に浮上した。
佐々木はさらに、首位のマーデンボローに接近。8周目にはサイド・バイ・サイドの激しい戦いを展開し、いったんはマーデンボローが首位を守るものの、13周目にはふたたび佐々木が1コーナーでマーデンボローにアタック。今度はトップに躍り出ることに成功した。
ただ、マーデンボローはピタリと佐々木の背後につき、ゴールデンウイークのスーパーGT第2戦に次ぐ富士での勝利を狙いにいくが、佐々木が最後までリードを守り切り、2014年以来となるF3での勝利を飾った。2位はマーデンボローで、3位は山下健太(ZENT TOM’S F312)からポジションを守り切った坪井となった。
4位以降も非常に接近した激しい戦いが展開されており、坪井攻略の際にタイヤを傷めた山下を最後は千代勝正(B-MAX NDDP F3)がパス。千代が4位、山下が5位に。スタートで遅れた牧野任祐(TODA FIGHTEX)が6位という結果となったが、トップ6が最終的に10秒以内という接戦となった。