更新日: 2017.12.13 18:00
86/BRZ:ブリヂストン 2017年第10戦富士 レースレポート
2017 TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race [Professional Series]第10戦
井口卓人が粘りの走りで4位に 佐々木雅弘は惜しくもシリーズ連覇ならず
開催場所:富士スピードウェイ
開催日:2017年12月09日(土)~12月10日(日)
プロフェッショナルシリーズの最終戦は、土曜日に予選、日曜日に決勝レースという、クラブマンシリーズとは異なるスケジュールで開催された。この日曜日はTOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL当日であり、4万2000人もの大観衆が見つめるなかで行われた。
昨年まではプロフェッショナルシリーズ、クラブマンシリーズそれぞれ上位20台を集めて混走となるエキシビジョンレースだったが、今回初めてシリーズ戦の開催となった。
最終戦の注目は、やはりチャンピオン争いだろう。トップは#97近藤翼選手(YH)で、2位からの逆転を狙う#1佐々木雅弘選手(ブリヂストン)、3位の#31青木孝行選手(YH)、計算上は可能性を残している4位#369平中克幸選手(GY)がチャンピオンを狙える位置にあった。事実上は、上位3選手の争いである。
そして前戦で投入されたブリヂストンの新商品、POTENZA RE-07Dのパフォーマンスにも注目が集まっていた。12月の想定以上に低い路面温度がタイヤにどう影響するのかがカギとなった。
<予選>
最初にトップタイムを出したのは#60服部尚貴選手(DL)だったが、すぐに近藤翼選手が2分03秒263というスーパーラップを刻み、トップへ。そして、そのタイムを誰も超えることはできなかった。
2位服部尚貴選手、3位#82谷口信輝選手(YH)、4位青木孝行選手、5位#88井口卓人選手(ブリヂストン)という順になった。その他のブリヂストン装着勢は、11位に#770山田英二選手、12位に#90阪口良平選手、13位に#557大西隆生選手と続いた。
近藤翼選手の前でゴールすることがチャンピオン獲得の絶対条件となる佐々木雅弘選手は16位と、厳しい予選結果になった。