更新日: 2023.06.04 10:46
ポルシェカレラカップジャパン2023 第5戦(鈴鹿)決勝レポート
ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2023シリーズ第5戦の決勝を、鈴鹿サーキット(三重県)で2023年6月3日(土)に開催しました。
天候:晴れ 路面:ドライ 気温:23度 路面:30度(レーススタート時)
PCCJ第5戦の予選は3日午前中に行われ、昨年3度目のシリーズチャンピオンに輝いた#60小河諒がポールポジションを獲得。2番手には今年の開幕戦で初優勝を飾っているポルシェジャパンジュニアドライバーの#91佐藤巧望が着ける。
プロアマクラスは、昨年のアマクラスチャンピオンである#10MOTOKIがクラスポールポジションを獲得。アマクラスは、前回の富士大会に続き#7IKEDAがポールポジションを獲得した。
第5戦決勝は17時スタート予定だったが、大会全体のスケジュール遅れにより17時20分からフォーメーションラップが開始となる。そして全車が再びグリッドに整列すると、シグナルレッドがすべて消えてレースはスタート。
ポールポジションの#60小河が1コーナーをトップのまま駆け抜け、2番手の#91佐藤が追いかける展開に。しかし、#91佐藤は#60小河のペースに着いていくことができず、その差は徐々に広がっていってしまう。
レース後、#91佐藤が「小河選手のペースに着いていくことができず、自分の技量のなさを改めて痛感させられました」と語るように、ゴール時のタイム差は11秒495となっていた。レースは10周だったので、予選と同じ様に1周約1秒の差が着いていたことになる。
「明日のレースではこの差を少しでも縮められるように頑張ります」と、#91佐藤は今後の巻き返しを狙う。一方、優勝した#60小河は「最後までプッシュして戦うという姿勢は崩さなかったのですが、マシンを完璧に仕上げることができていませんでした。その反省を踏まえて、今後のレースも攻めていきます」と語る。
プロアマクラスはクラスポールポジションの#10MOTOKIがポジションをキープし、#98IKARIと#9武井真司が追いかける形となる。レース中盤、#98IKARIと#9武井のバトルによりトップの#10MOTOKIとの差は若干広がるが、終盤になると差は縮まり最後は3台がテール・トゥ・ノーズのバトルを展開。
しかし、最後までポジションに変更はなく#10MOTOKIがプロアマクラスで嬉しい初優勝を成し遂げた。「最後はタイヤも厳しくなっていましたが、後方との差を見ながらペースをコントロールしました。ようやくクラス初優勝を飾れたので、この調子でシリーズ後半戦を駆け抜けたいと思います」と喜びを語る。
今回のレース結果により、#10MOTOKIは93点でプロアマクラスのランキングトップに浮上。2位の#98IKARIは90点、3位の#9武井は87点と、この3人によるタイトル争いは今後とも見逃すことができない。
そしてアマクラスは、スタートに失敗した#88Tiger Wuが大きく出遅れ、トップの#7IKEDAを今大会スポット参戦する#5CASA MINGOが追いかける形になる。この2台は好バトルを展開し、8周目の130Rで#5CASA MINGOがついに#7IKEDAをオーバーテイクしてトップに立ち、そのまま逃げ切ってゴール。
「久しぶりのレースで、初優勝を飾れてとても嬉しいです。この調子で明日も頑張ります」と喜びを爆発させていた。2位に終わった#7IKEDAは、「CASA MINGO選手を最後まで抑えきれなかったのは、体力の問題かも知れません」と、明日のリベンジを誓っていた。
6月4日(日)に開催されるPCCJ第6戦は、2001年にシリーズ戦がスタートしたPCCJの記念すべき200戦目の決勝レースとなる。PCCJ 200th Anniversary Raceとして行われる決勝レース(10周もしくは30分間)は、9時35分のスタートを予定している。各クラスのポールポジションは第5戦と同じく、プロクラスが#60小河、プロアマクラスが#10MOTOKI、アマクラスが#7IKEDAとなっている。
なお、決勝レースの模様はポルシェジャパン公式Youtubeチャンネル(https://www.youtube.com/watch?v=i3EqjiHY2p0)で9時30分からライブ配信される。